本当に「ちょっと休もうか(Have a Break)」が実践できるキットカットのポスター

2010/03/16 05:53

本当に「ちょっと休もうか(Have a Break)」が実践できるキットカットのポスターイメージ日本では受験シーズンを迎えていることもあり、「きっと勝つ」の語呂合わせとしてチョコレート菓子の「キットカット」をあちこちで目にする。一方大本のキャッチコピー(スローガン)として知られている「Have a Break, Have a KitKat(ちょっと休もう、キットカットと共に)」を元に、世界では以前【世界の面白ユカイなベンチたち……「これはオモシロイ!」編】でも紹介したような、「小休憩」とかけたプロモーションが各地で行われている。今回紹介する「ポスター」もその一つ。本当に「一休み」が実践できるキットカットのポスターとはどのようなものなのか……(I Believe in Advertising)。

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↑ 木製のキットカットの広告。これだけだと「なにこれ……」という感じだが。
↑ 木製のキットカットの広告。これだけだと「なにこれ……」という感じだが。

↑ パーツを取りだして組み立てると、キットカットレーベルの椅子の完成。この椅子を使って「ちょっと一休み」という次第。
↑ パーツを取りだして組み立てると、キットカットレーベルの椅子の完成。この椅子を使って「ちょっと一休み」という次第。

これはニュージーランドで展開されたキットカットの広告で、ポスターが置かれた場所は公園や広場の入り口。天気の良い日に公園でのんびりしたい人には、「座れるベンチや椅子があるといいなぁ……」と思うことも多いはず。そんな人たちの思いをかなえるべく、入口に「ご自由にお取り下さい」モードでこれら木製のポスターが設置された。

要はキットカットのキャッチコピーを実践するがごとく、「一休み」のためにポスターからパーツを取りだして組み立て、ご自由に公園内でお使い下さいというわけだ。休憩時に欠かせない椅子と、同じく欠かせない(と思って欲しい)キットカットを連想してもらえるような仕組み。

↑ 「この椅子、もらいっ」とばかりにパーツを取りだし「キットカット謹製椅子」を手にする人たち
↑ 「この椅子、もらいっ」とばかりにパーツを取りだし「キットカット謹製椅子」を手にする人たち

このプロモーションが優れているのは、複数のパターンで強くイメージされること。まだパーツが残っている時点ではごく普通の「木製のポスター」として、パーツを取りだして椅子を創ろうとしている本人には「キットカット製の無料組み立ての椅子を手に入れた」と、そしてパーツが抜かれた後は(地に塗られているキットカットのイメージカラー、赤色が現れるので)一層強い印象を与えることができる。

特にパーツを抜かれた後のポスターを見た人は「もう少し早く来れば自分が手に入れられたかもしれないのに!」と悔しがり、「次の機会にこそは」と強い想いをいだくようになる。そしてもちろんキットカット謹製の椅子を手に入れ、公園で使っている人は、公園内で間接的にキットカットの宣伝をするという次第。

日本でも時々大きめのポスターにサンプル品がぎっしりと貼り付け、「サンプルですのでご自由にお持ち帰りください」というプロモーションが行われる。あのタイプのポスターで、すべてサンプルが取られた後の姿を見ると、それまではあまり興味が無かった商品にも関わらず「欲しかったなあ」と思い、つい関心を寄せてしまう。「組み立て型の椅子をポスターとして提供する」「商品のコピーである”一休み”にかけて座る環境を提供する」だけでなく、抜き取られた後も強力なアピールができるあたり、実に巧みなやり方といえよう。

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