【更新】カレーの辛さ、一番人気は辛口・甘口・中辛、どーれだ?

2010/03/04 06:49

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辛いカレーイメージ「ブロッチ」などを展開するアイシェアなどは2010年3月3日、辛いものや苦いものといった「大人の味」と若年層の関係についての意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、「一番ちょうどよく感じるカレーの辛さ」としては「中辛」を選ぶ人が一番多かった。女性よりも男性の方が、そして若年層より壮齢層の方が辛いものを望む傾向も見られる。さらにお寿司のワサビとの関係では、お寿司をサビ入りで食べる人の方が、カレーでも辛いものを望む割合が大きいことが判明している。辛さを求める傾向はカレーでもお寿司でもあまり変わらないようだ([発表リリース])。


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今調査はアイシェアが2010年2月10日から2月16日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行ったもので、有効回答数は569人。男女比は53.3対46.7で、年齢階層比は20代31.3%、30代32.6%、40代35.9%。

カレーの辛さは「辛口・甘口・中辛」が基本的なパターンだか、最近は辛さブームにあやかってか「激辛」タイプもよく見かけるようになった。また一部のカレー(例えば【辛口の カレーのLEEが 30倍 ソースで辛みが 45倍に】)のように、辛さの度合いを「通常のカレーの何倍」と数字で表す商品も少なからず登場している。

それでは「一番ちょうど良いな」と感じるのはどれくらいの辛さなのだろうか。4つの辛さ、さらには「カレーライスそのものが苦手」という5択で選んでもらったところ、全体では「中辛」が半数近くの48.9%となり、トップの座についた。やはり中庸が一番と考える人は多いようだ。

↑ カレーライスを食べるとき、一番ちょうどよく感じる辛さはどれですか?
↑ カレーライスを食べるとき、一番ちょうどよく感じる辛さはどれですか?

二番人気は「辛口」で31.8%。「甘口」は意外にも人気がさほど無く、「激辛」の6.9%とさほど変わらない「8.4%」でしかない。どうやら成人を迎えると、カレーの辛さの好みは辛い方向に振れるようだ。

これを属性別で見ると、「男性は女性よりも辛いのがお好き」「若年層より壮齢層の方が辛いカレーを好む」傾向が確認できる。歳を取るとより強い刺激を求めるのか、単に味覚関連の感覚が鈍り、より強い刺激で無いと満足できないのか、真相は不明。だが、興味深い傾向ではある。

属性別の辛さの好き嫌いをより分かりやすくするため、辛さ指数DI値(激辛:3、辛口:2、中辛:1、甘口:0)を算出したのが次のグラフ。30代から40代の過程でやや甘味の方にぶれているが、これは誤差の範囲。

↑ 属性別辛さ指数DI値(激辛:3、辛口:2、中辛:1、甘口:0)
↑ 属性別辛さ指数DI値(激辛:3、辛口:2、中辛:1、甘口:0)

純粋に「激辛」が好みな人だけを抽出すれば、やはり40代が一番多いこともあわせて考えると、「若年層より壮齢層の方が辛いカレーを好む」に違いはないらしい。

カレーライスの辛さとお寿司のワサビ、辛さの好みで関係は?
さて今調査ではむしろお寿司に加えるワサビがメインなのだが、そのサビ入り・サビ抜きとカレーライスの辛さの好みについては、面白い結果が出ている。

↑ カレーライスを食べるとき、一番ちょうどよく感じる辛さはどれですか?(寿司を食べる時にサビを入れるか抜くかとの関係)
↑ カレーライスを食べるとき、一番ちょうどよく感じる辛さはどれですか?(寿司を食べる時にサビを入れるか抜くかとの関係)

同じように算出したDI値をサビの区分のところに入れたが、その数字を見ても、そして辛さの分布を見ても、明らかに「サビ入りで食べる人の方が、カレーライスも辛いものを好む」傾向があることが分かる。

カレーライスの辛味と、ワサビの辛味はまったく別物。しかし「辛さ」という大まかな区切りで趣向を見れば、似たような傾向を示すようだ。それだけ強い刺激を求めているということだろうか。


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