地球の重力を利用した、ぐるぐると目を回しそうな不思議な時計
2010/03/03 06:25


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↑ アスパイラルクロック(Aspiral clock)。赤い玉の部分が時刻を表す。これは4時45分くらい?
場末のゲームセンターか古き良き時代の駄菓子屋の店頭にありそうな、パチンコ形式のゲームにも見えるこのオブジェクト、実は立派な時計。渦巻内部にある赤い玉が針代わりとなり、時刻を示している。少しずつ本体そのものが回転し、それと共に渦巻に従って玉が内部に移動し、ちょうど12時間で赤い玉が経路を一回りする。そして中心部分の穴に入り、外周の「12時」のところに落ちるという仕組み。
言葉で説明しても分かりにくいかもしれないので、実際に動いている様子(早回し)を撮影したインタビュー動画があったので掲載しておく。

↑ Aspiral Chris Evans interview。
色は虹色の七色が基本として用意されているが、他に自分が好きな絵柄を取り込んだり、さらには5分単位での区切りを配することもできる。しかし実際動いているところを見れば分かるが、細かい時間を示すには適しておらず(何しろしょっちゅう揺れてしまう)、飾りもの・オブジェクト的な色彩が強い。

↑ 好きな模様を配したり、5分単位の精密さを求めてみたり……
実はこの時計、いわゆるハンドメイド(手作り)の作品で、注文を受けてから手元に届くまで(イギリス国内で)30日ほどの時間を要するとのこと。価格はイギリス国内では配送料込みで350ポンド(約4万7000円)。海外の配送料に関する言及は無いが「(海外からの注文も大歓迎ですよ)International orders welcome.」とあるので、日本からの注文も不可能ではないようだ。
公式サイトにはイギリスの放送局BBCからインタビューを受けた時の動画も掲載されている。手作りの様子が良く分かる映像だ。

↑ Aspiral on BBC Working Lunch。
単純に時計の機能の視点で見れば、それこそ100円ショップで手に入るデジタル時計の方がはるかに有益。ただ、この「アスパイラルクロック(Aspiral clock)」には機能一辺倒、デジタル的な時計とは違う、独特の感性・雰囲気があり、「何か、いいよね」的な和やかな気分にさせてくれるものがある。シンプルなままでも十分良い品だが、この「うずまき」の部分の模様で良いアイディアがあれば、日本でも人気が出そうな気がする。
※追記:
赤玉が中央の穴に入り、外周の穴から出るシーンが見たいというリクエストがありましたので、該当する動画を添付します。
↑ 中央の穴に赤玉が入り、外周の穴から出る瞬間。
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