実はすでに吉野家は最多店舗数保有社に非ず…牛丼御三家店舗数推移(2010年1月まで)

2010/02/23 05:55

先に【牛丼御三家の営業成績をグラフ化してみる】で牛丼御三家、すなわち[吉野家ホールディングス(9861)]子会社の牛丼チェーン店「吉野家」、[松屋フーズ(9887)]が運営する牛飯・カレー・定食店「松屋」、[ゼンショー(7550)]が展開する郊外型ファミリー牛丼店「すき家」の3社の売上・客数・客単価の推移をグラフ化したわけだが、そのデータを取得する際にもう一項目入力したものがあった。それが各社の店舗数推移。以前【「すき家」が「吉野家」を逆転へ・9月末の牛丼店舗数】でお伝えしたように絶対優位にあった吉野家に対し、すき家が出店攻勢をかける形で店舗数を増やし、2008年9月には店舗数を逆転している。その後の状況はどうなったのだろうか……ということで、今回は御三家の店舗数の変移をグラフ化して見ることにした。

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対象となる期間は先の記事同様に2006年1月以降。売上・客数・客単価の前年同月比と共に、その時点の店舗数が記載されているので、データ取得に悩むことは無い(手間がかかるだけ)。

↑ 牛丼御三家店舗数推移(2006年1月-2010年1月)
↑ 牛丼御三家店舗数推移(2006年1月-2010年1月)

2006年1月の時点では、店舗数は吉野家が一番多く、次いで松屋、すき家の順だった。それが2006年6月にすき家と松屋が逆転し、すき家が第二位に。そして先の記事にもあるよう2008年9月には吉野家とすき家が逆転し、すき屋が店舗数ではトップにつくことになった。

その後も三社共に店舗数は増加の一途をたどっているが、増加率ではすき家が他社を圧倒しており、直近の2010年1月では松屋776店舗・吉野家1176店舗に対し、すき家は1381店舗に達している。方針の違い、スケールメリットをどこまで重視しているかなどにもよるのだろうが、すき家の拡大路線は目を見張るものがある。何しろ4年間でほぼ店舗数を倍増したのだから。

もちろん店舗数が多ければ良い、というわけではない。しかし店舗数が多ければ知名度も高められ、販売機会の損失も防げ、材料の調達でもスケールメリットを活用できる。それを活かし、品揃えの豊富さとコストパフォーマンス、さらにはイベントを頻繁に行うことで常連客にも飽きを覚えさせない工夫を凝らしているようにも見える。



もし機会があれば、牛丼三家それぞれに足を運び、メインメニューとなる牛丼を食べ比べ、それと共に店内の様子を見まわして欲しい。牛丼の味わいやお得感、食べた後の満足感と共に、個々の店の雰囲気や店員の意気込み、メニューをさばくプロセスの手際良さ、メニューの見やすさなど、色々なチェックポイントにおける魅力を体感し、記憶に刻もう。

そして今回のデータともあわせ、牛丼御三家の今後についてイメージしてみれば、きっと有意義な時間を過ごせることだろう。

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