【更新】サンプルを手にして魅かれて商品を買った人は4割を超える

2010/02/19 07:12

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サンプルイメージ「ブロッチ」などを展開するアイシェアなどは2010年2月18日、ブログなどに関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、無料で商品サンプルが配布されていた場合、もらう意欲がある人は81.4%に達している事が分かった。さらにそのサンプルを気にいって、商品を購入したことがある人は(サンプルを受け取った人のうち)半数近くの49.8%にも達していた。男性よりは女性の方が、若年層よりは高齢層の方がもらう率・商品購入率の割合が高く、似たような調査の結果【サンプルで気に入ったから買ってみる、そんな経験ある人6割】【「みんな大好きサンプル品♪」試供品をもらう人は84.7%】と同様の傾向を示している([発表リリース])。


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今調査はアイシェアが2010年2月1日から2月4日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行ったもので、有効回答数は983人。男女比は59.2対40.8で、年齢階層比は20代31.6%、30代32.6%、40代35.8%。

実際の店舗や街角、インターネット上など場所を問わず、無料の商品サンプルが配布されていたら、もらうかもらわないかについて択一で尋ねたところ、「自分がイヤなものでなければもらう」人は32.9%、「興味があるもののみもらう」人は48.5%となり、あわせて81.4%が「もらう意欲・経験あり」と答えた。「もらったことがない」人は18.6%に限られている。

↑ 無料の商品サンプルが配布されていたらもらいますか?
↑ 無料の商品サンプルが配布されていたらもらいますか?

男女別で見ると圧倒的に女性の方が「もらう意欲・経験」の割合が多く、91.8%にも達している。また、年齢階層別にみると「イヤなものでなければもらう」の積極受け取り派の割合が、歳を重ねるごとに増加する傾向が見られる。中堅層ほどサンプルへの興味関心が高まるということだろう。

それではサンプルを受け取ったことがある人で、そのサンプルが気にいって商品本体を購入したことがあるか否かについて尋ねたところ、ほぼ半数の49.8%が「経験あり」と回答していた。サンプルを提供する側とすれば「受け取ってもらえれば半数程度が購入予備軍になる」という、嬉しい結果といえる(「購入したことはありますか」であり「必ず購入する」ではないことに注意)。

↑ サンプルで気に入ってその商品を購入したことはありますか?(もらうことがある人限定)
↑ サンプルで気に入ってその商品を購入したことはありますか?(もらうことがある人限定)

やはりこちらも女性の方が・若年層よりも高齢層の方が割合が高い傾向があることが分かる。これらの層の方がサンプルに興味があるだけでなく、サンプルによる「影響」も受けやすいということか。

ちなみに両結果をかけあわせ、調査母体全体に占める「サンプルを受領した経験のあるなし・経験者による商品購入経験のある・なし」を計算してまとめたのが次のグラフ。

↑ サンプルで気に入ってその商品を購入したことはありますか?
↑ サンプルで気に入ってその商品を購入したことはありますか?

女性に対するサンプルの影響力の強さや、若年層より30-40代に対するアプローチの方が効果的に見えることなど、いわゆる「サンプル戦略」について色々と考えさせる結果が出ている。もちろん商品特性によって数字にぶれは生じるだろうが、一般論的なものとして見ておくと色々と役に立つかもしれない。


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