ポスターから飛び出してまでそのパワーを見せつけるフォードのトラック広告

2010/02/18 07:15

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ポスターから飛び出してまでそのパワーを見せつけるフォードのトラック広告イメージアメリカのビッグ3(自動車三大メーカー)の中では比較的健全な財務状態を見せているフォードの有名な車種の一つに「フォード・Fシリーズ」がある。初代は1948年に登場した由緒あるトラックで、自動車大国アメリカを代表する車種ともいえる。その「Fシリーズ」の主流車種F-150(【公式ページ(英語)】)は牽引力の強さがセールスポイントの一つなのだが、それが良く分かるポスター(+α)が、今回紹介する広告である(I Believe in Advertising)。


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↑ フォードフィールド内にあるF-150の広告
↑ フォードフィールド内にあるF-150の広告


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↑ この広告が設置されたフォードフィールドの場所。

これはミシガン州デトロイトにあるフォードフィールド(フットボールチームの【デトロイトライオンズ】のホームスタジアム)内に設置されていた、2009年版F-150の広告。ポスターに描かれたF-150がレンガのかたまりを引っ張っているのだが、レンガ自身とレンガとF-150を結ぶチェーンは写真でも絵でも無く、実物で表現している。まさに「ホンモノが飛び出す広告」を地で行っているわけだ。

F-150の牽引力のスゴさを示すだけなら、同じ量のレンガを引っ張っている様子を写した写真をそのままポスターにすれば良い。しかしそれでは質感に欠けるし、何より「どれだけ重たいものを運べるか」という力強さのインパクトが弱い。そこで引っ張るレンガ部分を実物にして、そのパワーを見せつけたわけだ。

ちなみにF-150の最大牽引力を【公式サイトの一覧】で調べると、タイプによって大きく異なり、大体5400-11300ポンドの幅を持っている。2.4トン-5.1トンというわけだ。一方レンガは1列が4本×20段ほどで80本。これが縦横4列ずつあるから80×4×4=1280本。レンガの重さが大体1つあたり3キログラムだから、3.84トンとなり、決して誇張したレンガの数ではないことが分かる。

写真だけでは(安全性を考えると)釣りあげられているレンガが本物かどうかは分からない。しかしF-150の力強さは、思わず首が痛くなるほどレンガを見上げてしまうくらいに理解できるはずだ。


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