2か月以上の家賃滞納率、2.2%…賃貸住宅の平均家賃滞納率をグラフ化してみる

2010/02/08 07:09

賃貸住宅の管理会社による協会「日本賃貸住宅管理協会」などが2010年1月26日に発表した【賃貸住宅景況感調査日管協短観(pdf)】には、賃貸住宅事情を大まかにチェックできる貴重なデータが多数掲載されている。今回はこの短観から、業者が管理している物件における、賃料の滞納率についてグラフ化してみることにする。ほとんどの読者諸氏には関係の無い話ではあるが、色々な意味で気になる人もいるかもしれない。

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今調査は2009年10月1日から12月31日にかけて、紙面により協会会員に対して行われたもので、有効回答数は305社。回答対象期間は2009年4月1日-2009年9月31日についてのもの。なお項目の目安としては「増えた……+10%以上」「やや増えた……+5%」「変わりなし……プラスマイナスゼロ」「やや減った……-5%」「減った……-10%以上」である。

月末、25日、10日前後など、物件によって日取りは異なるが、賃貸住宅の家賃は原則的に月1回支払われる(自動的に引き落とされる)ことになる。自動引き落としの場合は銀行口座残高の調整ミスで家賃が引き落とされず、つい家賃を滞納してしまったという経験をお持ちの人もいるはず。

そこで「(調整ミスの可能性がある)月初全体の滞納率」「(ミスの可能性が排除された)月末での1か月滞納率」「(連続した滞納状態といえる)月末での2か月以上滞納率」それぞれについてグラフ化したのが次の図。

↑ 家賃滞納率(2009年4月-9月)
↑ 家賃滞納率(2009年4月-9月)

残高調整ミスは結構起き得る事例のようで、全体では4-5%程度発生しているようだ(7.5%-2.9%)。一か月間丸々の滞納となると3%近く、2か月連続して「危険信号」が灯るレベルになると2.2%の域に達する。「賃貸住宅の50軒に1軒は現在2か月以上家賃を滞納している」状況について、元資料では「おおむね低位」と表現しているが、正直微妙なところ。例えば5階建・10列(=50部屋)の大型団地なら、1戸あたり1世帯は2か月以上の家賃滞納世帯が存在する計算になるからだ。

ともあれ現在賃貸住宅に住んでいる人は、極力残高調整のミスで引き落としされないことの無いようにしよう。もし仮に何らかの事情で一時的に家賃を滞納する必要が生じても、そのまま放置することなく、大家さん・管理会社に連絡をしておくことは欠かせない。「自動的に引き落としされなければ滞納扱いになるから、別に連絡しなくてもいいや」では、あまりにも不義理だからだ。逆の立場で考えればその理由がすぐに分かるはずである。いくら借り手市場だとはいえ、自分は住まいを借りている立場であることを忘れないように。

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