【更新】「1社」が最多、平均は学生1.8社・社会人は2.1社…今の住まいを探した時に、不動産会社を何社訪問した?

2010/02/05 06:57

物件訪問イメージ不動産総合情報サービスのアットホームは2010年1月28日、一人暮らしの実情と部屋探しに関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体においては、住まい探しの際に来訪した不動産会社数は学生で1.8社、社会人でも2.1社に留まっていることが分かった。男性よりも女性の方が来社数は多いが、それでも2社強でしかない。中には「1社も足を運んでいない」という人もおり、インターネットなどの新媒体を用いた物件検索が浸透している表れともいえる([発表リリース])。

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今調査は2009年11月14日から17日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は800人。男女比は1対1。首都圏(一都三県)で一人暮らしをしている18-29歳の学生・社会人を対象にしている。社会人と学生、各都県の比率は均等割り当て。なお学生は大学生以外に大学院生、専門学校生、その他を含む。

現在住んでいる賃貸物件を探した際に、不動産会社に足を運んだ件数は何件かを尋ねたところ、ボリュームゾーンは学生も社会人も「1社」だった。学生は過半数の50.8%、社会人も43.3%が1社と答えている。

↑ 現在の住まいを探した際、不動産会社を何社訪問しましたか?
↑ 現在の住まいを探した際、不動産会社を何社訪問しましたか?


属性別で見ると、さすがに学生よりも社会人の方が(長期間借りる可能性が高く、慎重さが求められるため)訪問件数が多い。それでもせいぜい2-3社が関の山で、4件以上は誤差の範囲でしかない。中には「ゼロ社」というつわものもいるほど。

若年層はネット上で物件探し。
「リアルに訪問」は次なるステップ。
訪問件数が少なくても、
物件探しをさぼっているわけではない。
これは別調査機関、具体的には不動産会社サイドの調査結果(【高齢者の来客数は増加中…賃貸住宅会社への来客層の変化をグラフ化してみる(2010年1月発表分)】)でも明らかにされている現象なのだが、インターネットを駆使する若年層はその機能をフルに使い、実際に足を運ぶなどの「リアルな手間」を省く傾向が強い。結果として来社数も少なくなる。

「仮にも自分が何年も住む部屋を借りるのだから、もう少し時間と手間をかけて探せばいいのに」と思う人もいるかもしれないが、きょうびの住宅探しはネット上で行うのが主流。今調査には項目が見当たらないが、仮に「ネット上で何件の物件について詳細を確認しましたか」「いくつの賃貸情報提供サービスを利用していますか」という問いがあれば、数件、数十件に及ぶに違いない。

また、平均訪問社数を男女別で見ると、学生・社会人双方とも女性の方が件数が多い事が分かる。

↑ 現在の住まいを探した際、不動産会社を何社訪問しましたか?(平均社数)
↑ 現在の住まいを探した際、不動産会社を何社訪問しましたか?(平均社数)

女性は男性と比べ、防犯設備をはじめとして各種居住設備に対するニーズが強い。それらの要望が確かなものか否か、さらにはインターネット上からは分からない詳細について確認するため、不動産会社に足を運ぶ人も多いのだろう。しかしそれでも2件程度でしかなく、インターネットをメインに使っていることは容易に想像できる。



【高齢者の来客数は増加中…賃貸住宅会社への来客層の変化をグラフ化してみる(2010年1月発表分)】でも触れているが、学生・一般単身者(今回の調査母体層に該当する)だけでなく、一般ファミリー、そして法人にいたるまで、賃貸住宅管理会社に足を運ぶ人は減少傾向にある。増加しているのは高齢者くらい。ネットサービスがますます充実することを考慮すれば、この傾向は今後さらに拍車をかけることは間違いない。

だからこそ不動産会社側は数少ない機会を確実に成果に結びつけるため、対面接客においては今まで以上にきめ細やかな、そしてかゆい所に手が届く対応を求められよう。

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