仕事の喜び、なんだろう? 71.7%は「安定した収入が得られる」こと

2010/01/27 06:59

仕事での喜びイメージネットマイルは2010年1月26日、仕事の意識についての調査結果を発表した。それによると調査母体において、現在感じている「仕事の喜び」としてもっとも強いものは「安定した収入が得られる」で肯定派意見は71.7%に達していることが分かった。次いで「自分の能力が活かせる」で71.0%となり、裏返せば「お財布事情が厳しい」「自分の能力を認め、伸ばしてほしい」という現在の働き人たちの考えを反映した結果となっているのが分かる([発表リリース、PDF])。

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今調査は2009年11月6日から11月10日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は7086人。男女比は69.8対30.2、年齢階層比は20代21.1%・30代26.3%・40代23.4%・50代22.9%・60代以上6.2%。

「現在感じている『仕事の喜び』」について各項目ごとに、「強くそう思う」「ややそう思う」「どちらともいえない」「ややそう思わない」「まったくそう思わない」の5段階評価で尋ね、「強くそう思う」「ややそう思う」を肯定派意見として集計した結果が次のグラフ。もっとも肯定派が多いのは「安定した収入が得られる」で71.7%にも達していた。

↑ あなたが現在感じている“仕事の喜び”は何ですか(強くそう思う・そう思うの肯定派意見)
↑ あなたが現在感じている“仕事の喜び”は何ですか(強くそう思う・そう思うの肯定派意見)

ほぼ同数であるものの僅差でトップにたった「安定した収入が得られる」だが、冒頭でも触れたように「一定収入を定期的に得られる職を確保できる」という、雇用上の安心感が喜びに直結している。これは昨今の不景気による「経済事情」「雇用事情」を如実に反映しているといえよう。

ほぼ同数で第二位についたは「自分の能力を活かせる」。自分の能力を活かせる仕事を任されるということは、その能力を認められていることでもある。そして「能力を活かせる=能力を認めてもらっている」ということは、「自分自身を認めてもらっている」に等しい。自分が自分であるための「長所」を仕事の上で活用し、それが仕事の成果(仕事そのものの成功、さらには顧客からの感謝、手取りの増加など複数要因に波及する)につながるのだから、これほど嬉しいことはない。

第三位と第四位はそれぞれ「顧客」絡みの項目。自分のしている仕事が他人に感謝され、喜びを与えることができた時の充実感は、自己満足では得られない至極の喜びをもたらすことになる。

なお、ネットマイルでは同様の調査を1年前の2008年11月にも実施している(【該当リリース、PDF】)。その結果(上位5位のみ抜粋)をグラフ化したのが次の図。

↑ あなたが現在感じている“仕事の喜び”は何ですか(強くそう思う・そう思うの肯定派意見)(2008年11月実施、上位5位のみ抜粋)
↑ あなたが現在感じている“仕事の喜び”は何ですか(強くそう思う・そう思うの肯定派意見)(2008年11月実施、上位5位のみ抜粋)

上位陣の顔ぶれが変わらないことから、これらの要素は「仕事の喜び」に必要不可欠なものであることが推定できる。それと共に、「安定した収入」以上に「自分の能力」が上だったことから、経済状態の厳しさは1年前より昨今の方が切実であることが分かる。

それ以上に気になるのは、全体の「仕事の喜び」への回答率が低めなこと。掲載していない6位以降の項目もあわせ、全体で10ポイントほどの回答率低下が見られる。たまたま偶然の可能性もあるが、仕事への満足感を得るためのより所を持つ人が減少しているのかもしれない。

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