正月も今時の子は「ゲーム」です・「かるた」や「すごろく」したのは1割

2010/01/28 07:14

正月のゲームイメージネットマイルは2010年1月21日、正月に関する子供への調査結果を発表した。それによると2010年の正月にもっとも多くの子供がした遊びは、調査母体においては「携帯ゲーム機」であることが分かった。正月に遊んだ子供の半数以上、52.0%が「携帯ゲーム機で遊んだ」と答えている。一方、昔ながらの伝統的な正月の遊び「カルタ」「すごろく」「百人一首」などはいずれも10%前後に留まっていた([発表リリース、PDF])。

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今調査は2010年1月4日から5日にかけて、子供向けコミュニティサイト「サークルリンク」内で会員向けに行われたもので、有効回答数は448人。男女比は12.9対87.1。学年階層別は小学6年生120人・小学5年生105人・小学4年生72人・中学1年生65人など。なお小学低学年に該当する小学1・2年生は回答数が13人と少数のため、今件記事では省略している。

2010年にした遊びについて複数回答で尋ねたところ、もっとも多かった回答は「携帯ゲーム機」。全体では52.0%と過半数の人が遊んだと答えている。

↑ 正月にした遊びは何ですか(※「その他」「正月はあそんでいない」を除き、合計の数値が高い上位7位)
↑ 正月にした遊びは何ですか(※「その他」「正月はあそんでいない」を除き、合計の数値が高い上位7位)

「携帯ゲーム機」の次に高い値を示しているのが「テレビゲーム機」で、こちらは43.5%。男の子に限れば、携帯・据え置き型ゲーム機双方で過半数の回答が得られている。「おせちもいいけどカレーもね」ではなく「カルタもいいけどゲームもね」というところだろうか。

日本古来の正月の遊びとして良く知られている「カルタ」「すごろく」「百人一首」「たこあげ」はいずれも少数に留まっており、1割前後の回答率でしかない。「雪遊び」はそもそも論として雪が降っていければ遊ぶことはできないし、「カルタ」などもルールを知っている相手がいない・道具を持っていなければ無理。さらに「たこあげ」は凧を上げられる十分な場所と、保護者の付き添いが無いと難しい。多少は女の子の方が割合が高いものの、全般的には「日本古来の遊びが廃れつつある」というより、「周囲環境の変化が古来の遊びをしにくくさせるものにしている」と表現した方が適切だろう。

学校属性別で見ると、「百人一首」以外は高学年になるにつれて数字が落ちる傾向がある。

↑ 正月にした遊びは何ですか(学校属性別)(※「その他」「正月はあそんでいない」を除き、合計の数値が高い上位7位)
↑ 正月にした遊びは何ですか(学校属性別)(※「その他」「正月はあそんでいない」を除き、合計の数値が高い上位7位)

正月に限らず、学年が上がるに連れて各種ゲームや「子供っぽく見える遊び」からは遠のく傾向にあるのだろう。唯一「百人一首」が上昇傾向を見せているが、これは古文と少なからぬ関係があるためだと思われる。中には授業に取り入れている学校もあるため、勉強がてらに、というところだろうか。



いずれにせよ、「古来の正月遊び」をする子供は少数派となり、正月でもテレビ・携帯ゲームで遊ぶ子供が増えている様子は確からしい。今調査がインターネット経由のものであるため、多分にデジタル系アイテムへの傾注があるのは否めない。しかし、インターネットの普及率を考えれば「世間全体とはまったく別物の結果だ」という主張も的を射ていない。

ゲームランキングのデータを長年追いかけてきた限りでは、正月前後になると「多人数で遊べる、ルールが簡単なゲーム」が良く売れる傾向にある。今年ならば『ニュー・スーパーマリオブラザーズWii』や『Wiiフィット プラス』が好例。「正月遊び」も時代の流れに対応した変化を見せているだけなのかもしれない。

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