【更新】高値維持、売り込み続く金(ゴールド)……田中貴金属が2009年の投資用金地金などの取引量を発表

2010/01/22 07:09

金(ゴールド)イメージ田中貴金属は2010年1月20日、同社における2009年の年間投資用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量の数値(指数)などを発表した。それによると金価格は高値維持の傾向を受けて、2009年もここ数年間同様に(田中貴金属側による)買取量が販売量を上回る結果となった([発表リリース])。

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リリースによると2009年における金の平均価格は1グラムあたり2951円。これは1983年の3296円(ただしドル平均は238.53円)以来26年ぶりの高値を記録した。各国の金融政策の影響やそれに連動する形のインフレへの懸念を受けて、金価格は上昇基調で推移。2009年7月には円高などの影響から一時反落したが、ドルの過剰流動性や通貨への不安から、再び「現物資産」「世界共通の資産」である金に投資資金が流入。9月に国際価格は節目の1トロイオンスあたり1000ドルを突破。10月には史上最高値を更新した。日本でも円高による相対的な金価格の下落傾向を飲み込む形で高値をつけ、12月3日には1983年以来の最高値となる3475円/グラムを記録している。

↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)
↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)

金地金の売買状況は1年を通し高値推移の中、2009年前半は販売量が好調で、【高値が続くが買い込まれる金(Gold)……田中貴金属が投資用金地金などの取引量を発表】でも解説したように前年同時期に比べ45%増加。一方2009年後半は買取量が活発になり、前年同時期に比べ20%増加となった。通年では、販売量は10以降史上最高値を更新し続けていることもあり2008年に比べ24%減小。買取量は、後半に活発になったものの、年間では2008年に比べ32%減少を見せている。田中貴金属側では2008年前期に一時金価格が3000円/グラム台を維持したことで、一般投資家の間で、3000円/グラム台への新鮮味が薄かった様子がうかがえる。

円高の進行傾向もあり、金価格は2009年を通し緩やかに上昇。安全資産としての特性が再認識された中、今後は、欧米各国の低金利政策の動向や、中央銀行による金購入などに市場の注目が集まることが予想される。

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