執筆経験は男子高生の3倍以上-文学・小説へのあこがれは女子高生の方が上

2010/01/19 05:19

このエントリーをはてなブックマークに追加
あこがれイメージ学習塾の栄光ゼミナールは2010年1月15日、高校生の読書と受験に関する調査結果を発表した。それによると調査母体において一般の文学作品や小説の制作意向は、ケータイ・オンライン小説のそれよりも高い傾向にあることが分かった。また男女別では女性の方が全般的に高く、「書いた経験がある」人に限ると、紙媒体・デジタル共に女性は男性の3倍以上もの割合を示している(【発表リリース】)。


スポンサードリンク


今調査は2009年12月26日から29日にかけて、インターネット経由(モバイルリサーチ)で、大学または短大進学予定の高校1-3年生に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1。調査担当はネットエイジア。

【国語が得意な人は苦手な人より4割近くも「読んでます!」・ケータイ小説好きと国語好きの不思議な関係】などにもあるように、特に10代の間に浸透しているケータイ小説。文章を読むことが好きな人ほどハマる傾向にあるようだが、「創る」「書く」方面ではどのような考えを持っているのだろうか。紙媒体の小説・文学作品への創作意向と合わせ尋ねた結果が次のグラフ。

↑ 各種小説の制作意向
↑ 各種小説の制作意向

意外にも(!?)デジタル系小説よりも紙媒体系小説の方が、創作経験・創作意向が強い。ケータイ小説などのデジタル系小説は(特に携帯電話の普及で)身近なものとなったが、それは「読み手として」であり、書き手の立場ではまた別、というところだろう。また今調査は高校生を対象としており、執筆には便利なパソコンの所有率・利用率がそれほど高くないのも一因と思われる(学校や、自宅で家族と共有して使うパソコンがあったとしても、そのパソコンで小説を書くのは色々と難しいことが想像できる)。

また、男女別で見るとデジタル・紙媒体共に男性よりも女性の方が経験率・希望率は高い。特に執筆経験となると、紙媒体では3.38倍・デジタルでは3.13倍もの差が生じている。小説・文学のジャンルでの創作活動への意欲は、読者の広がり同様に、女性の方が大きいようだ。


スポンサードリンク


関連記事


このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS