生活の知恵かデフレの所業か……「質よりも価格の安いものを選びがちな日用雑貨ランキング」

2010/01/17 08:16

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「質よりも価格の安いものを選びがちな日用雑貨ランキング」イメージ検索エンジンgooにおいて実施されていた【質よりも価格の安いものを選びがちな日用雑貨ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「トイレットペーパー」がついた。家計の昨今におけるお財布事情を受け、生活に身近な、そして消費量の多いアイテムたちが上位を占めている。また、いわゆる「100円ショップ」で良く見かけるアイテムが多いのも特徴の一つといえる。


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goo ランキング
質よりも価格の安いものを選びがちな日用雑貨ランキング
1トイレットペーパー
2ティッシュペーパー
3ゴミ袋
4スポンジ・たわし
5乾電池
6位以降を見る
(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved.
今調査は2009年11月19日、gooリサーチのモニターに対してアンケートを行い、その結果を集計したもの。有効回答数は1166、男女比は40.1対59.9。年齢階層比は30歳代がもっとも多く28.2%、ついで40歳代23.2%、20歳代20.6%など。

可処分所得の低迷が続き、不安定な経済状況が続く昨今。主婦をはじめとする「家庭の大蔵大臣」にとって、たとえ1円でも安い商品を買い求めるのがこれまで以上に重要なミッションとなりつつある。日頃の生活の中で頻繁に使用し、消耗していく、言い換えれば「買い求める機会が多い」日用雑貨では、やはり価格が気になってしまうもの。

そこで「少々品質は落ちてもいいから価格が安いにこしたことはない」と考えている日用雑貨について尋ねた結果が、今回のランキング。トップについたのは「トイレットペーパー」。第二位の「ティッシュペーパー」同様に、生活の中では欠かすことが出来ず、毎日それなりに(特にこの時期から春にかけては大量に)消費量が増えるため、安いものに目が留まる。お値段が高いモノはそれなりに肌触りが良く、鼻をかんでいてもその違いが分かるものだが、昨今においては「肌触りの快楽」よりも「節約」が優先されてしまうもの。

第三位の「ゴミ袋」もある意味割り切った結果。自治体によってルールは異なるが、多くの自治体では燃える・燃えないゴミ以外に空き缶や瓶、ペットボトルなどさまざまな区分が求められる。それだけ使うゴミ袋の数も増えていく。そして「どのみち捨ててしまうのだから」とばかりに安いものに手が出るのも不思議ではない。

消耗品という点では第四位の「スポンジ・たわし」、第五位の「乾電池」も同じようなものだ。ただしトレペ・ティッシュなどと異なり、「乾電池」の場合は価格によって劇的な性能の違いが生じる場合もあるので、注意を要する。下手に安いものを手にすると、「単価が安くてもすぐに消耗したのでは意味がないし、ゴミばかり増える」などということになりかねない。何度でも使えて買い替える必要も無く、充電の手間はかかるが結局安上がりになることを考えると、充電式の乾電池にした方が良い場合も多い。当方(不破)も右にあるような、【三洋電機(6764)】の『充電式ニッケル水素電池・エネロープシリーズ』を愛用している。

結局のところ日用雑貨においても、単に安いものだけを選べばよいのではなく、TPOを見極めて品定めをすることが必要になる。安くてもそれなりに使用に耐えられるもの、安いと結局「安物買いの銭失い」になってしまうもの、その区別をつける能力こそが、本当の「賢い買いもの」に必要といえよう。


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