【更新】「ツイッター」などの認知度59.4%、ブログの情報発信度37.1%……ウェブメディアサービスの現状を探る

2010/01/14 05:06

情報発信イメージヤフーバリューインサイトは2010年1月12日、情報メディアの利用度や信用度に関する調査結果を発表した。それによると、140文字以内で自己表現をするミニブログこと【ツイッター(Twitter)】などの「つぶやき系ミニブログ」認知度は、調査母体においては59.4%に達していることが分かった。また、ブログの情報発信度は37.1%と4割近くにおよび、ウェブメディアの中でも高い水準にあることが見てとれる。同水準にはSNSも位置しており、この両者が情報発信側のメディアとして今後も多用されそうだ([発表リリース])。

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今調査は2009年12月16日から18日にかけてインターネット経由で15歳から59歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1000件。男女比は1対1で年齢階層比は10歳刻みで均等割付(10代は15-19歳)。なお類似調査は2005年以降毎年、ほぼ同じ時期に行われている。

主要ウェブメディアを区分した上で、その認知・利用・参加の度合いについて確認した結果が次のグラフ。

↑ ウェブメディア認知・利用・参加経験
↑ ウェブメディア認知・利用・参加経験

「一般掲示板がよく使われていそうに見える」「つぶやき系ミニブログは、認知度が他メディアと比べると今一つ」などの概要は把握できるものの、グラフとしては非常に分かりにくい形となってしまった。そこでいくつかの項目に区分を仕切り直し、単独の視点でいくつかのグラフを生成しなおしてみる。

まずは認知度、つまり知られているか否か。

↑ 認知度
↑ 認知度

一般掲示板や個人のブログ、Q&Aサイトなど、メジャーどころのウェブメディアの認知度は9割を超えている。ソーシャルブックマークあたりになるとやや値は落ち、3/4程度。以下少しずつ認知度は下がるが、くだんの「ツイッター」などのつぶやき系ミニブログは6割近い認知度を見せている。知られているだけなら、もうそこそこの立ち位置にあるわけだ。

これが利用経験のあるなしになると、順位は大きく変動する。以下グラフの各項目は、順番を変えずにグラフを生成する。他のグラフと比較しやすいようにである。

↑ 利用経験あり
↑ 利用経験あり

Wikipediaなどのフリー百科事典、そしてQ&Aサイトの利用経験がずば抜けて高い。これは一般のコンテンツでもごく普通に辞書的な意味合いで引用され、リンクを張られている場合が多いからだろう。また、個人のブログや動画共有サービスも利用(書き込みだけでなく閲覧も利用に含まれる)経験の割合が高い。意外に低い値を見せているのがSNS。SNSの特質上、参加≒自分の情報発信の場を持つことになるため(非会員は内容の閲覧はできない、会員になるど自分の情報発信の場が与えられる)、閲覧そのものが敬遠されている・できないのかもしれない。

しかしこれが、自分が情報発信の経験のあるなしとなると、また違った傾向を見せる。

↑情報発信経験あり
↑情報発信経験あり

個人ブログとほぼ並び、SNSの情報発信経験率は非常に高紀伊値を示している。これは直上で説明したように、参加者≒情報発信者となるような仕組みになっているから。「見るだけ」という参加モチベーションの低い人は、わざわざ登録してまで閲覧することはさほど多くないということだ。

最後に、「利用経験に対する情報発信の割合」を独自算出した結果が次のグラフ。これはつまり「利用経験者のうちどれくらいの人が情報発信経験もあるか」というもの。言い換えれば「利用経験者の双方向利用者」ということになる。逆に考えれば、100%からこの値を引いたものが「閲覧オンリー」な人なわけだ。

↑ 利用経験に対する情報発信の割合
↑ 利用経験に対する情報発信の割合

直上でも触れているように仕組み上の特性から、SNSの「利用者全体に対する情報発信者の割合」が高いことが分かる。SNSが一般の掲示板をはじめとしたウェブサービスと比べ、活性化(書き込み数の増加、やり取りの頻度の高さ)が容易なのは、このあたりにも一因があるのだろう。



今回の区分は現在のウェブメディアを大体とらえているといえる。一般掲示板やブログのようにすでに老舗的サービスとなったものもあれば、つぶやき系ミニブログのように生まれたばかりのものもある。これから切磋琢磨され、新しい技術や他のメディアとの融合などの過程を経て進化し、いくつかは消え、いくつかは不動の地位を得ていく。

来年同様の調査が行われた際、これらの項目の認知度や利用度、情報発信度がどのように変化しているのか、注目したいところだ。

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