【更新】今年もっとも「手に入れたいもの」「失いそうなもの」双方ともトップは「お金」で3割強

2010/01/05 07:03

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お金を失うイメージ「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2010年1月4日、今年2010年の1年間における動向の予想に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、個々がもっとも手に入れたいものとして、提示された選択肢の中で最大の得票率33.1%を挙げたのは「お金」であることが分かった。他方、もっとも失いそうなものとしても「お金」が最多得票率30.1%を数えており、今年もお金周りで厳しい状況になりそうな予見を再確認させる結果となっている([発表リリース])。


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今調査は2009年12月7日から12月10日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は492人。男女比は52.4対47.6で、年齢階層比は20代30.1%、30代28.5%、40代41.5%。

今調査では「2010年は明るいニュース・暗いニュースどちらが多くなりそうか」というテーマがメインとなっているが、概要的には「個人的には明るい・暗いが半々程度」「世の中的には暗いニュースが多め」という結果となっている。それではそのような状況下において、一人ひとりがもっとも手に入れたいものは何だろうか。抽象的な概念項目を選択肢として用意し、1つだけ選んでもらったところ、もっとも多い回答率を出したのは「お金」だった。全体では33.1%の人が「お金が一番欲しい」と答えている。

↑ 2010年、あなたが最も手に入れたいものは何ですか?
↑ 2010年、あなたが最も手に入れたいものは何ですか?

調査をしたのは2009年末だが、2009年は色々とお金で苦労した人も多かった、あるいは現在進行形で苦労しているのだろう。「それにつけてもお金の欲しさよ」ではないが、何はともかくまずお金、と考えるのも無理はない状況ではある。「お金」に次ぐ回答は「愛情」「健康」、そしてやや得票率は減るが「仕事」の順となっている。

属性別にみると男性は「お金」「愛情」「健康」の順だが、女性は「お金」の次に「健康」がつき、「愛情」は三番目に落ちている。男女の価値観がにじみ出ているようで興味深い。また年齢階層別にみると、若年層ほど「愛情」の項目への得票率が高い傾向が見える。歳を経るに連れて、愛に対する幻想が薄らいでくるのかもしれない。

一方、現実問題として「失いそうなもの」を尋ねると、こちらもやはり「お金」がトップ。厳しい現状を垣間見せる。

↑ 2010年、あなたが最も失いそうなものは何ですか?
↑ 2010年、あなたが最も失いそうなものは何ですか?

「手に入れたいもの」は「お金」「愛情」「健康」の順だが、「失いそうなもの」は「お金」「健康」「仕事」の順。特に男性・若年層で「健康」の項目が大きいのが気になる。何か心当たりでもあるのだろうか。

ただ、幸いなことに「失いそうなもの」の問いでは、どの属性でも3-4割の人が「無い」と答えている。これ以上失うものは無いと見るのか、展望的に「失わないぞ」という意気込みを見せているのかはデータからでは分からないが、(後者であれば)頼もしいお話といえる。

最後に回答者全体における「手に入れそうなもの・失いそうなもの」を併記したのが次のグラフ。

↑ 2010年に最も手に入れたいもの/最も失いそうなもの
↑ 2010年に最も手に入れたいもの/最も失いそうなもの

「お金」「健康」「仕事」は欲しいが現実問題として失ってしまいそう、「愛情」は出来れば積み増ししたい、失うものは特になさそうと考えている人が案外多い、などなど、調査母体が2010年へどのような想いを抱いているかが見えてくる結果となってる。

読者の方々一人ひとりの想いはいかがだろうか。1月もまだ始まったばかり。胸に手を当てて、どの項目が該当するのかしないのかを考えてみるのも良いかもしれない。


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