主要国のPC経由のソーシャルメディア利用率と人数をグラフ化してみる

2010/01/04 07:27

ソーシャルメディアイメージ先日【eMarket】にて「User Content Creation Around the World(世界における利用者生成型のコンテンツ活性度)」という記事が掲載されていた。2009年11月に【Globa Web Index】から発表された、主要16か国におけるパソコン経由での利用者生成型のインターネットコンテンツ(要はソーシャルメディア)の利用率や利用者数の概算を利用したものだ。せっかくなので今回は、これを元に日本、そしてネット周りで気になる4か国のデータを抽出し、シンプルな棒グラフを生成してみることにした。

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↑ Globa Web Indexによる、世界主要国のソーシャルメディア利用率・利用者数
↑ Globa Web Indexによる、世界主要国のソーシャルメディア利用率・利用者数

元資料の【発表時のリリース】でも解説されているのだが、今データはパソコン経由のものであること、中国は言語などの問題があるので掲載されている数字そのものがすべて世界に向けた値ではないこと、日本の場合は携帯経由のソーシャルメディア利用者が多いため(今リリースでは34%以上となっている。イギリスの3%とは大きな違いだ)利用状況が的確に表現されていないなどに注意を払う必要がある。また、個人的な感想としては、値によってやや「?」マークを浮かべたくなるようなものもあるので、あくまでも他国との相対値、概算値レベルのものとして見れば良いだろう。

さてまずは、パソコン経由のインターネット利用者数に対する各機能の利用状況。

↑ Global Web Indexによる主要国のウェブサービス利用状況(パソコン経由のインターネット利用者に対する比率)
↑ Global Web Indexによる主要国のウェブサービス利用状況(パソコン経由のインターネット利用者に対する比率)

ぱっと見でインドや中国の利用率が高いのが理解できる。繰り返しになるが、これはパソコン経由のインターネット利用者に占める割合であり、全人口に占める割合では無いから。両国のインターネット利用者は該当国の人口比で考えれば少数派になるが、使える立場にある人は積極的にソーシャルメディアを利用していることになる(あるいは一部に、ソーシャルメディアを使いたいためにインターネットを始める人もいるのだろう)。

これを人口そのものでグラフ化すると、状況は変わってくる。

↑ Global Web Indexによる主要国のウェブサービス利用状況(パソコン経由の人数、万人)
↑ Global Web Indexによる主要国のウェブサービス利用状況(パソコン経由の人数、万人)

インターネット利用者に対する比率ではそこそこな割合だったアメリカが、絶対人数ではグンと背伸びをしていることが分かる。逆にインドはそこそこな数に落ち着いている。一方中国は「人海戦術」の如く人口の大きさを活かし、他国を圧倒していることが分かる。もっともSNSの参加数はアメリカに及ばないようだ。

今資料は携帯電話経由のものが含まれていないことから、特に携帯文化が浸透している日本の特殊事例が反映されない結果となっている。特にSNS利用や写真のアップロードについては昨今の「パソコン経由よりも利用者が多いとすら思える状況」を考えれば、もう少し相対的な立ち位置も違ってくるものと思われる。

そしてもう一つ確かな、今データで確認できるのは「自分が情報をインターネット上に掲載し、他人とその情報を共有する」というソーシャルメディアが普及し、浸透していること。通貨なんちゃら、共同体どうたらといった妙な妄想にとらわれずとも、インターネットの上ではすでに「情報の共有」という概念を介し、国境を越えた意思疎通・共同意識体が構築されつつある、と考えても良いのかもしれない。

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