64%の小学生は「ケータイメールの返事は10分以内!」

2009/12/28 07:14

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友達へメールする小学生イメージgooリサーチは2009年12月17日、小学生を対象とした携帯電話利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体で携帯電話を使っている人において、受信したメールの返事を10分以内にする人は6割強に達していることが分かった。1時間以上かける人は2割強でしかなく、子供達のメールのやり取りは非常に速いスピードで行われていることが分かる(【発表リリース】)。


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今調査は2009年10月19日から11月19日にかけてインターネット経由(キッズgoo上)で小学1年から小学6年を対象に行われたもので、有効回答数は1206人。男女比は10.6%対89.%、年代階層比は1年生1.4%・2年生2.2%・3年生6.4%・4年生18.0%・5年生30.9%・6年生41.0%。

携帯電話のメールのやり取りをする際に、受信を確認してからどのくらいの時間で返信をしているのだろうか。調査母体では「5分以内」が39.4%・「10分以内」が24.9%となり、合わせて64.3%が「10分以内」という結果になった。2/3近くはメールを受けたら10分以内に返事をしていることになる。

↑ メールをもらってからの返信タイミング
↑ メールをもらってからの返信タイミング

メール返信の速い・遅いについては以前【携帯でメールの返事が無い場合、四人に一人は「とても不安」に】【「メールの返事がこないと不安」子どもの携帯依存傾向】【1時間以内にメールの返事が来ないと不安になる人は約●割】などでも触れたが、「携帯電話のメール」=「送ったメールはすぐに相手が受信する」と考え、まるで通話でのやり取りのような速さの反応を求める傾向がある。

実際には手元に携帯電話が無かったり、あっても出ることができなかったり、忙しいなどの理由で返事が後回しにされる場合も多々あるのだが、送る立場になるとどうしてもせっかちになってしまうもの。自分自身でもその心境を理解しているせいもあるのだろう、メールの受信をしてから10分以内で返事をする小学生がこれだけ多数を占めている。

また、メールでやりとりされる内容がごくシンプルなもので、書くべき返事も数行、あるいは一行で済み、時間をかける必要がない場合もある。まるでチャットや挨拶のように、メールを使っているのなら、そんなに時間は要らない。

恐らくは「待たせるのは嫌だから」「返事の内容が簡単だから」いずれの、あるいは双方の理由によるものだろうが、小学生ですらメールの返答は短時間で行う傾向がある。上記参照記事中「「メールの返事がこないと不安」子どもの携帯依存傾向」にもあるように、ある意味携帯電話への依存傾向が生じているのかもしれない。


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