「一番好きなガンダムの作品は何?」もっとも多くの人が答えたのは……

2009/12/23 07:27

ガンダムイメージマイボイスコムは2009年12月22日、「ガンダム」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては8割強の人が「ガンダム」を知っており、個別作品としては初代の「機動戦士ガンダム」が、一番多くの人に観られていることが分かった。また一番好きな作品も初代「機動戦士ガンダム」を選ぶ人がもっとも多く、同作品の力強さを物語る結果となっている(【発表リリース】)。

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今調査は2009年12月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万4545人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代2%・20代14%・30代33%・40代30%・50歳以上21%。

調査母体に対し、ガンダムを知っているか・知っているならその好き嫌いについて尋ねたところ、認知度は83.7%・「好き派」は29.2%と3割近くだった。「否定派」も27.3%とほぼ均衡する結果となっている。

↑ あなたはガンダムが好きですか
↑ あなたはガンダムが好きですか

これは多分に今調査が男女ほぼ均等で行われたこと、そして「ガンダム」がどちらかといえば男性向けの作品で女性にとっては多くの人が「無反応」「好きではない≒否定」となりうることが原因だと思われる(もっとも最近の「ガンダム」作品では、登場キャラクタに対する愛着を持つ女性ファンも多いようだが……)。

それでは「ガンダム」を知っている人は、どの作品(テレビや映画)を見たことがあるのだろうか。もっとも多くみられている作品は初代「機動戦士ガンダム」で54.6%に達していた。

↑ 見たことがあるガンダム作品(ガンダム認知者限定)
↑ 見たことがあるガンダム作品(ガンダム認知者限定)

【バンダイナムコ、30周年を記念してガンダムの実物(!?)大立像を建造】【お台場のガンダムを思う存分堪能できるオフィシャルツアー、日本旅行が発売】などでも触れているように、今年2009年は初代の「機動戦士ガンダム」が放映されてから30周年を迎えたこともあり、お台場の実物大ガンダム像建立をはじめ、各地で多種多彩な催しが開催され、映像にも何度となくガンダムの姿が登場している。初代の「機動戦士ガンダム」は繰り返し再放送も行われており、観た経験のある人も多いはず。

第二位以下は半数を割っているものの、「Zガンダム」や「逆襲のシャア」「ZZ」など比較的古めの作品が並び、そこに最近放映された「SEED」や「SEED DESTINY」が混じっている。特に後者2作品は直上で触れた「キャラ目当てのファン」が多かったことでも知られており、これが上位につけさせる結果となったと思われる。

また興味深いのは「ガンダムを知っているが、いずれの作品も見たことが無い」人が2割近くいること。恐らくは女性が多数を占めていると思われるが、昨今の30周年記念でのイベントで盛り上がりを見せた「ガンダムブーム」で「ああいうロボットものの作品があって、老若男女を問わず盛り上がっている」のは知っているが、作品自身には興味が無い・知らないという層が該当するのだろう。

一番好きなガンダムシリーズは……
それではこれら「ガンダム」シリーズのうち、もっとも好きなものはどれだろうか。「見たことがある作品」同様、初代「機動戦士ガンダム」がトップについた。1/3が「初代が一番好き」と答えている。

↑ 一番好きなガンダム作品(ガンダム認知者限定)
↑ 一番好きなガンダム作品(ガンダム認知者限定)

「もっとも好きなものを一つだけ」という択一問題ということもあるが、初代「機動戦士ガンダム」以外はいずれも少数派レベルの回答率となっている。「見たことがある」作品同様に初期シリーズが上位についているが「ZZ」はやや後退しており、一方「W」が順位を挙げているあたりは、個性・アクの強さの違いというべきか。

また、「いずれも好きではない」が4割近く、無回答が7.4%と合わせて半数近くに達しているのは、上でも触れているように「名前は知っているが作品の具体的内容は知らない・興味が無い」人たちによるものと思われる。シリーズ全体の名前やどんな感じの内容かは理解していても、具体的なシリーズ作品名・詳しい内容について好き嫌いまで認識できるほどは知らないものなど、誰にでも山ほどある。「ガンダム」もまたその一つ、というあたりが正解だろう。



お台場に設置された「ガンダム」の実物大立像の世界的・好意的反響を見れば分かるように、「ガンダム」をはじめとして日本には「日本にしかない」「日本でしかできない」新たな文化が山ほどある。それが単に目新しいもの、子供が好きなものというだけで(特にそれらの文化を理解しがたい・理解できない(思考が硬直化した)大人たちの旗振りによって)軽視され、社会的に認められず、むしろ非難の対象とされる傾向が、残念ながら見受けられる。このような傾向の一因としては、それらの「新文化」を支える若年層の発言力が小さい点にあることは否定できない。

「時の流れを待つしかない」と結論付けるのはたやすい話だが、それでは少々もの悲しいのも事実。事あるたびに自分らの口で、文面で声を、意見を挙げていくという積み重ねが、少しずつ「今」を変えていくのかもしれない。

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