【更新】2009年11月度コンビニ売上高は6.3%のマイナス・天候不順やタスポ反動、景気低迷が要因か

2009/12/22 05:13

日本フランチャイズチェーン協会は2009年12月21日、2009年11月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると11月は曇天や雨の日が多かったこと、降水量が大きかったことなどの天候不順に加え、タスポ効果の反動、さらには景気低迷による消費者の消費性向の低下が売り上げにも影響。既存店ベースの売上高は前年同月比-6.3%となった([発表リリース、PDF])。

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今調査の概要は、今定期更新をしている記事のまとめページ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明が行われている。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は6か月連続のマイナス、全店は5か月連続のマイナス
・全店ベース……-3.6%
・既存店ベース…-6.3%

●店舗数
・+2.4%

●来店客数:既存店は4か月連続のマイナス、全店は3か月連続のマイナス
・全店ベース……-0.8%
・既存店ベース…-3.3%

●平均客単価:既存店は11か月連続マイナス、全店も11か月連続マイナス
・全店ベース……-2.8%(570.3円)
・既存店ベース…-3.0%(564.6円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……-4.1%←お弁当不調
・加工食品……-5.6%
・非食品………-1.9%←タスポ効果終了
・サービス……+0.6%
・合計…………-3.6%

※既存店……1年以上営業中の店舗

11月は日本付近を低気圧が次々と通過したこともあり、曇天・雨天の日が多く、降水量は前年同月比でプラス、日照時間は平均を下回る悪天候な月となった。さらに昨年同月では大きく上乗せ要因となったタスポの反動、そして夏以降再び下降した景気動向による消費マインドの低下が少なからぬ影響を与えた(と協会側では分析している)。実際、店舗数は2.4%も増加しているにも関わらず全店舗ベース(既存店+新装店)ですら売り上げが落ちている(マイナス3.6%)ところをみても、その深刻さが分かるはず。

「タスポ特需」は終了。
天候悪化などで客足遠のく。
景気後退感も
大きくのしかかる。
客単価のマイナスは継続。さらに今回発表月でも来客店数がマイナスを見せており、売り上げを引きあげる要素に活力が失われているのが分かる。景気後退感・先行き不安感に伴うお客側の節約志向、それに対応するため各メーカーが行っている商品単価の引き下げが少なからぬ影響しているのだろう(いわゆるデフレ状態)。

今月も個別商品のセールスに関する言及は一切なく、全般的に売り上げが軟調だったことがうかがえる。唯一「その他サービス」がプラスだが、これは先月同様に「悪天候だからあちこちの店舗に出回るのは大変なので、各種支払いはコンビニで一括して済ませてしまおう」という思惑によるものと思われる。

【ローソン、オリジナルデザートを新ブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」に統一】などでも触れているように、コンビニ各社では新たな集客ターゲットとして若年層、特に女性を狙っている。きらびやかな体裁にしやすいスイーツ類は単純に新商品として見た目が良いだけでなく、店全体の雰囲気をも明るくするプラス効果を持ち合わせている。しかしながらこの戦略の結果はまだ数字には表れていない。一方で日配食品の本丸といえるお弁当の価格値下げや新商品の開発は、すでにほぼ限界に近い域に達している(奇抜なアイディアがあれば話は別だが)。

【男はパン、女はお菓子-コンビニで最も買うもの調査結果】にもあるが、元々女性はコンビニでお菓子を買い求める傾向が強い。上手な誘導・商品提案が出来れば、女性を中心とした中長期的な成果が期待できる。今はそれを目指した模索が続けられているのだろう。

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