「クルマの維持費節約、何してますか?」 利用頻度に見る節約スタイルの違いとは
2009/12/23 07:29


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今調査は2009年12月4日から12月7日、携帯電話のインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。20-49歳で「月に1回以上自動車を運転する」「末子が小学6年生以下の子供がいる女性」の条件に合致した人を対象としている。調査機関はネットエイジア。
車を所有し、利用する以上、消費するガソリンをはじめ多種多様な面で維持費が必要となる。一方で可処分所得の減少により、【ガソリン限界・外食もっと切り詰め・今後はお酒やたばこもダメ……増加する節約ターゲット】や【買い替え2割、使用制限6割……ガソリン価格高騰が続いた場合の選択肢】にもあるように、自動車回りの出費を抑えようとする動きが加速化している。
そこで車の維持を節約するためにしていることを複数回答で尋ねたところ、全体では「安いガソリンスタンドを意識して使う」がもっとも多く、約3/4の人が回答する結果となった。定期的に自分の財布・カード残高から引かれるだけに、節約しなければという意識も強く働くのだろう。

↑ 車関係の維持費を節約するためにしていること(複数回答)(運転頻度別)
幸いにも現在ではインターネットなどを使うことで【口コミ地図情報「ペタマップ」でガソリン価格をチェック・gogo.gsがデータ提供開始】などにもあるように、各ガソリンスタンドの価格が比較できるサービスが多数提供されている。1円でも安いスタンドを使えば、それだけお得感も高まるというものだ(ただし安いスタンドを求めて遠出をしたのでは本末転倒になる)。
興味深いのは、運転頻度によって節約の仕方に違いが出ていること。箇条書きにすると、
「車検や点検が安いところを探す」が高い→自動車を欠かせない事情があって利用頻度は減らせないので、付随する費用の削減を模索
■利用頻度が低めの人(週に3-4回以下)
「保険の見直し」→利用頻度の低さで料金値下げが期待できる
「自転車の利用」「車での外出を減らす」→自動車で無ければならない事情はさほど無い。可能ならば自動車の利用そのものを減らしてランニングコストを削る
という具合になる。調査母体は子供がいる主婦なので、子供の送迎や買い物など、利用シーンは少なからず想定できる。その上で、「どうしても毎日利用が欠かせない」「欠かせない日もあるけど、毎日というわけではない」それぞれの状況下に置かれた人ごとに、個々の場面で出来得る限りの工夫をして、維持費を減らそうという努力が見て取れる。
なお「燃費の良い車に買い替える」人は、どの利用頻度層でも2割程度だが、やや利用頻度が高い方が買い替え意向も大きい。毎日のランニングコストの削減金額と、新車を買い替える時に発生するまとまった出費とを天秤にかけている主婦も多いのだろう。それゆえに、早く「買い替え費用分を維持費削減分で回収できる」普段の利用頻度が高い方が、買い替えへの意欲も強いと思われる。
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