米大学生がグーグルやYouTubeよりもっと好むウェブサービスは?
2009/12/18 05:21
日本ではSNSといえばmixiやGREE、モバゲータウンなどが著名だが、世界的な規模で見ればむしろMySpaceやFacebookの方が上を行っている(【世界の主要ブログ・SNSの利用者数】は2008年時点のデータだが、現状ではFacebookの方が利用者数が上で、成長率も高い)。これらSNS、特にFacebookは若年層はもとより中堅層以上にも人気を集めているとのことだが、デジタルメディアに何の抵抗感も無く浸透できる若年層は、どのサービスに「お熱」なのだろうか。SNSも含めたネットサービスの利用率・好感度について、アメリカの大学生を対象に調べた調査結果が【emarket】で公開されているので、今回はこれを紹介することにしよう。
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今結果は調査会社の【Anderson Analytics】が簡易レポートを【公開している】が、今件はeMarketがその詳細データを受け取った上で生成されたデータのようだ。
↑ インターネットを使う米大学生のネットサービス好感度上位10位
このデータによると、世界二大SNSと呼ばれているMySpaceとFacebookにおいて、大学生界隈では逆転現象が起き、FaceBookが現在ではぶっちぎりのトップについている。両SNSの逆転現象は【Facebook、ついにMySpaceをとらえる―もはや2番手SNSではない(TechCrunch)】などでも伝えられているが、Facebookは先行するMySpaceの「開発者との意思疎通の弱さ」「リンクなどのウィジェットのブロック」「APIを用意しないなどプラットフォームへの投資を怠った」などのような失敗に学び、改善を施したのが成功を導くことになったと思われる。
特にこれから社会人として羽ばたくであろう大学生たちが、どのようなサービスを使うかは個々の運営側はもちろん、それらの関連サービスを提供する企業にとっても気になるところ。直接の利用者数が増えるのはもちろんだが、さまざまな研究や開発の対象となり、自サービスを盛り上げるエネルギーとなりうるからだ。
その観点で見れば、妙な方針転換をしない限り、あるいは強力なライバルが出現しない限り、しばらくはFacebookの堅調さは継続するだろう。
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