【更新】今週何した? 何してない? 米におけるメディアの利用実態をグラフ化してみる

2009/12/14 07:33

テレビ視聴イメージ全米小売業協会(NRF)は2009年12月7日に同協会公式サイトにおいて、、同国の消費者における各種消費行動の傾向を調べたレポート【Word of Mouth Influences Most Electronics, Apparel Purchases, According to RAMA Survey】を公開した。これは調査会社[Big Research社]に依頼した調査結果をベースにしているが、それによれば過去1週間におけるメディア関連の行動として「テレビを観た」人がもっとも多かったことが分かった。全体では9割近く、さらに高齢者では9割を超える結果が出ている。メールのやりとりやネットサーフィンよりも割合は大きく、現在においてもテレビの利用頻度は極めて高いことがあらためて分かる内容といえる。

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今調査は2009年4月29日から6月18日にかけて実施されている。調査対象は18歳以上の男女。調査母体数は2万2624人。

調査を受けた日を基準として、過去1週間に行ったメディア関連の行動について当てはまるものすべてに答えてもらったところ、もっとも多くの人が「行った」と回答したのは「テレビを観た」だった。全体では88.9%に達している。

↑ 今週やったこと(複数回答)
↑ 今週やったこと(複数回答)

メールやネットサーフィンなどは8割強の人がしているものの、まだテレビ視聴の普及率にはかなわない状態が確認できる。また、ゲームをした人は約3割。老若を問わず、だからこの程度だろうか。新聞や雑誌などはすでに半数近くが「この一週間で触れたことが無い」と回答しているのも少々驚き。日本同様アメリカでも紙媒体離れは進んでいるのだろう。

これを年齢階層別に再構築したのが次の図。

↑ 今週やったこと(年齢階層別)(複数回答)
↑ 今週やったこと(年齢階層別)(複数回答)

【アメリカ人がいつテレビを見ているのかがひとめで分かる図】でも触れているが、日本の状況(【ついに「テレビよりインターネット」の世代登場・年齢差がきわだつメディアへの接触時間】)同様に、高齢者の方がテレビに接触する人の割合は大きい。視聴・利用ハードルが他のメディアより低いこと、昔から慣れ親しんでいるのが原因。手紙や新聞、雑誌など既存メディアの利用度も、テレビ同様に高齢者の方が高い値を示している。このような傾向も日本とさほど変わりがない。

注目すべきは「メールを読んだ・送った」の項目。若年層が80.1%なのに対し、高齢層は90.3%と約10ポイントほど高齢者の方が利用頻度が高い。「インスタントメッセンジャーを使った」頻度は若年層40.2%・高齢層13.0%と値の関係が逆転していることから、「若年層はすぐに相手の反応が欲しくてメッセンジャーを、高齢層は対応速度を気にしないから電子メールを」多用しているのかもしれない。

今データはあくまでもアメリカの消費者に対して行われたものであり、日本(人)の調査母体を元にしたものではないため、そのまま日本に当てはめるのは適切ではない。しかしながら、既存メディアと新メディアに対する世代毎の利用頻度など、似通っている部分も多いのが分かる(というより違いを見つける方が難しい)。大いに参考になるデータといえよう。

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