「会社を辞めたい」もっとも少ない・多い業種は?

2009/12/10 07:29

辞める決意イメージネットマイルは2009年12月8日、仕事の意識に関するアンケート結果を発表した。それによると調査母体においては、会社を辞めたくないと感じている人がもっとも少ない業種は「マスコミ・広告・出版・印刷系」であることが分かった。インフラ・公的機関などの安定感の高い職種や、個人色の強い職業は逆に多い傾向が見受けられる([発表リリース、PDF])。

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今調査は2009年11月6日から10日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は7086人。男女比は69.8対30.2、年齢階層比は20代21.1%・30代26.3%・40代23.4%・・50代22.9%・60歳以上6.2%。

「会社を辞めてしまいたいと思うことはほとんどない」という設問に対し、どのような感想を持つか、言い換えれば「会社を辞めたいと思っている意識」について5段階で尋ねたところ、「強くそう思う」「そう思う」を単純に合わせた回答率がもっとも高い(=今の仕事を続けていたい)業種は「電力・ガス・水道」で35.8%だった。次いで「教育」が34.1%、「団体・連合会・官公庁」が33.4%という結果になっている。

↑ 会社を辞めてしまいたいと思うことはほとんどない(回答数50以下の「コスメ、美容関係」「農林水産系」は参考値のためグラフに反映せず)
↑ 会社を辞めてしまいたいと思うことはほとんどない(回答数50以下の「コスメ、美容関係」「農林水産系」は参考値のためグラフに反映せず)

逆に「そう思わない」「全くそう思わない」を合わせた回答率が最も高いのは「マスコミ・広告・出版・印刷系」で50.4%。過半数を超えている。次いで「金融・保険系」「食品・飲食系」「医療・福祉系」が47.2%で並んでいる。

上記グラフは各業種に対する残留意識の強弱を表しており興味深い。例えば「専門コンサル」は「思う派」の値こそ33.3%でしかないが、「強くそう思う」の値が他業種と比べて12.1%と非常に大きく、該当者たちのモチベーションの高さが表れている。逆にいえば「マスコミ・広告・出版・印刷系」「運輸・鉄道、配送・物流」のやる気の低さも明白。

そこで「強くそう思う」を+2、「そう思う」を+1、「そう思わない」-1、「全くそう思わない」-2と係数を割り振って、それぞれの回答率をかけ、それらを足すことで業種別の「会社を辞めたくない度」(言い換えれば会社への帰属心)のDI値を出したのが次のグラフ。

↑ 会社を辞めたくない度DI値
↑ 会社を辞めたくない度DI値

全体において「全くそう思わない」の回答率が高く、結果としてマイナス値ばかりものとなってしまっている。しかし「専門コンサル系」「教育」などいわゆる「個人ベースでのプロ職」や、「団体・連合会・官公庁」「電気・ガス・水道」などの公共機関やインフラ系のは高めな数字が出ている。一方、「マスコミ・広告・出版・印刷系」「医療・福祉系」「金融・保険系」など、今何かと話題の集まっている、あるいは景気の荒波にもまれている業種では低い(=マイナス値が大きい)結果となっている。

DIが低い、言い換えれば会社への帰属心が低い職種の人たちは、色々な理由で「辞めたい」と思っているのだろう。それが単なる愚痴レベルのものなら、どの職種でもあまり問題は無い(例えば「辛くて辞めたいと思ったことは何度となくある。けど頑張る」というポジティブな場合もある)。しかし真剣になって考えている人が多いとなれば、業種全体の士気などに関わるため、無視をするわけにはいかない。「マスコミ・広告・出版・印刷系」「医療・福祉系」「金融・保険系」などマイナス値の多い業種の上層部は、その原因を考えてみる必要があるのかもしれない。

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