【更新】2009年10月度コンビニ売上高は5.5%のマイナス・悪天候や弁当不調、タスポ効果終焉の影響が要因

2009/11/21 09:33

日本フランチャイズチェーン協会は2009年11月20日、2009年10月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると10月は台風の日本縦断による来客数の減少、弁当の不調、さらに「タスポ効果による前年比プラス」期間が終了したこともあり、既存店ベースの売上高は前年同月比-5.5%となった([発表リリース、PDF])。

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今調査の概要は、今定期更新をしている記事のまとめページ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明が行われている。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は5か月連続のマイナス、全店は4か月連続のマイナス
・全店ベース……-2.8%
・既存店ベース…-5.5%

●店舗数
・+2.4%

●来店客数:既存店は4か月連続のマイナス、全店は3か月連続のマイナス
・全店ベース……-0.4%
・既存店ベース…-2.8%

●平均客単価:既存店は11か月連続マイナス、全店も11か月連続マイナス
・全店ベース……-2.4%(565.0円)
・既存店ベース…-2.8%(558.8円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……-3.5%←お弁当不調
・加工食品……-4.6%
・非食品………-1.3%←タスポ効果終了
・サービス……+3.4%←悪天候で料金支払いなどを「コンビニで全部済まそうか」効果?
・合計…………-2.8%

※既存店……1年以上営業中の店舗

10月は上旬に台風が本州を縦断、さらに下旬には別の台風が関東南東海上を通過し、天候は荒れ模様となり、小売店には厳しい状況となった。また、お弁当をはじめとする日配食品の低迷は相変わらずで、各チェーン店によるスイーツ攻勢も目立った効果は見せていない。さらに今月は、店舗数が増加しているにも関わらず売上・客数共に減少しており、1店舗あたりの状況はかなりマイナス傾向にあったことがうかがえる。

「タスポ特需」は終了。
天候悪化などで客足遠のく。
店舗数増大すれど
来店客数・売上減少。
客単価のマイナスは継続。さらに今回発表月でも来客店数がマイナスを見せており、売り上げを引きあげる要素に活力が失われているのが分かる。お客側の節約志向、それに伴う商品単価の引き下げが少なからぬ影響しているのだろう。

先月のリリースで「おでんやおにぎりは好調」とコメントされていた日配食品系の商品の堅調さも無く、内食傾向の高まりによる同項目の不調は相変わらず。さらに天候悪化から、ソフトドリンクなどの加工食品もマイナスで推移してしまっている。唯一「その他サービス」がプラスだが、これは冒頭でも触れたように「悪天候だからあちこちの店舗に出回るのは大変なので、各種支払いはコンビニで一括して済ませてしまおう」という思惑によるものと思われる。

【ローソン、オリジナルデザートを新ブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」に統一】などでも触れているように、コンビニ各社では新たな集客ターゲットとして若年層、特に女性を狙っているようだが、まだ数字には表れていない。お弁当の不調さは「内食志向」という消費者のライフスタイル全体の変化による結果ということもあり、挽回するのに大変な労力を必要とする。【男はパン、女はお菓子-コンビニで最も買うもの調査結果】にもあるが、元々女性はコンビニでお菓子を買い求める傾向が強いだけに、うまい誘導が出来れば、中長期的な成果が期待できるのだが。

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