大学選び、情報収集は「直に足を運んで」。女子学生はケータイも積極活用

2009/11/19 07:31

大学イメージネットエイジアは2009年11月16日、大学選びに関するアンケート調査を発表した。それによると、第一志望・現在通っている大学・短大を選ぶ際に集めた情報を取得した方法としては、「オープンキャンパスや学園祭」など実際に足を運ぶ手法が、もっとも多くの人によって行われていることが分かった。次いでほぼ同じ割合で「パソコンで志望校のパソコン向けサイト」がついている。また属性別では女性の方が積極的に多方面で情報を収集していること、デジタルツール、特に携帯電話を活用している様子が見受けられる(【発表リリース】)。

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今調査は「大学・短大への進学希望者で大学・短大に関する情報収集をしている高校生・浪人生」と、「現在、大学・短期大学に通っている大学生」計1220人に対し、2009年11月7日から9日までの間に、携帯電話経由で行われたもの。男女比は435対785、高校・浪人生は530人・大学及び短大生は690人。携帯電話経由のため、「やや」携帯電話周りの回答に有利な結果が出ている可能性を考慮する必要がある。

大学(短期大学含む、以下「大学」と略)進学を果たした人、及び目指している人にとって、大学に関する情報収集は必要不可欠な行為(高大学のエスカレーター制を除く)。自分の将来を決める重要な選択なだけに、様々な環境や状況を考慮した上で選択肢を確認し、ベストなチョイスをしなければならない。

そこで大学の情報を収集するために、調査母体ではどのような方法を活用した・しているだろうか。もっとも多い回答は「オープンキャンパスや学園祭」に実際に足を運ぶ、で65.7%の人が実施していた。

大学(短期大学)の情報をどのような方法で収集しましたか(複数回答、上位10位)
大学(短期大学)の情報をどのような方法で収集しましたか(複数回答、上位10位)

紙媒体の情報や口コミ、ネット上の話など、様々な二次情報はある。しかしやはり最後は自分の目で確かめて一次情報を取得し、その大学の雰囲気を感じることが必要だ、と判断したのだろう。

ほぼ同じ回答数を得られた「パソコンで志望校のPC(パソコン向け)サイト」は、大学側のポリシーや内情(施設や授業カリキュラム)を色々と知れるだけでなく、その大学がインターネットにどこまで注力しているかをもうかがい知ることができる。そしてやや数字は落ちるが「高校の進路相談」。長年多数の大学に生徒を送りだしてきた先生諸氏の経験をうかがい、少しでも有益で判断に糧となる情報を、との考えであり、懸命な判断といえる。

一方携帯電話回りの情報としては、第5位になってようやく「携帯で志望校の携帯サイト」が入る。紙媒体による「受験情報誌」よりやや少なめ、といったところか。

これらの結果も、属性別に区切るとやや違った傾向が確認できる。

大学(短期大学)の情報をどのような方法で収集しましたか(複数回答、上位10位)(属性別)
大学(短期大学)の情報をどのような方法で収集しましたか(複数回答、上位10位)(属性別)

まず気がつくのは、女性陣の値が概して高い事。それだけ収集活動に精を出していることになる。【新社会人が会社に求めたもの・「安全性」と「終身雇用」】にもあるが、昨今の雇用情勢において男性以上に女性は厳しい状況にある。少しでも就職に有利な大学をと、ばかりに情報収集に懸命なのだと思われる。

また、上位三位は男女ともにほぼ鉄板だが、第4位以降にやや違いが見受けられる。デジタル系、特に携帯電話向けサイトの利用率は男性より女性の方が高い。中でも「志望校の携帯サイト」は、現在高校生・浪人生の女性に限れば、「受験情報誌」よりも高い値すら見せている。逆に大学側にすれば、パソコンサイトだけでなく携帯電話向けサイトの充実も必要不可欠ということになるだろう。



【ついに「テレビよりインターネット」の世代登場・年齢差がきわだつメディアへの接触時間】にもあるように、一人ひとりの携帯電話の利用時間のピークは「現時点では」10代といえる。そのように考えると、たとえ今調査が携帯電話経由であったとしても、「携帯電話を経由して大学の情報を取得している受験生が多い」ことは無視できまい。

本文中でも触れているが、大学側としてはパソコンサイトの充実はもちろん、携帯電話経由で大学情報を探している人向けの準備も欠かすことはできまい。さもなくば、特に女性の学生たちを逃すことにもなりかねないからだ。

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