日本人の塩分摂取量の推移をグラフ化してみる

2009/11/18 07:30

先に【多過ぎず、少な過ぎずに摂ってます? 食塩目安以上は6割】で、厚生労働省が発表した2008年における日本人の塩分摂取量について解説を行った。その中で、「この10年ほどのあいだには少しずつではあるものの、摂取量は減少傾向を見せていることが確認できる」と表記したものの、それ以前については記事執筆時点では確認がとれなかった。そこで今回は、厚生労働省などに記録されているデータを元に、日本人の塩分摂取量の推移についてグラフ化してみることにした。

スポンサードリンク


元データは、2003年分までは【国民健康・栄養調査】から、それ以前は【国民栄養の現状】から取得。ただしナトリウム・塩分については1980年以降しか計測が行われていない。そこで1980年から2008年分について、データを取得した。

また、食事の中でももっとも塩分を取りそうな項目「調味料・香辛料」についても別途データを取得。2001年以降は味噌・マヨネーズもこの項目に収められているので、それ以前についてはそれぞれを概算して調味料の項目に足すことで修正。塩分のデータと併せてグラフ化した。なお2007年・2008年分については、まだ「概要版」しか公開されておらず、調味料の摂取量はデータとして存在しないので空白になっている。

以上のプロセスで出来あがったグラフが次の図。

日本人の平均塩分摂取量と、そのうち調味料・香辛料分(グラム/日)
日本人の平均塩分摂取量と、そのうち調味料・香辛料分(グラム/日)

バブル景気にかけてやや塩分摂取量が上昇しているが、以降は健康志向も合わせてなのか大きな勢いで減少。2004年以降は横ばいを見せている。一方調味料・香辛料は大きな違いが見られない。従って、塩分摂取量に占める調味料・香辛料の割合は増加しているということだ。味付けが濃くなっている、ということなのだろうか。

なお掲載は略するが、調味料の中でも味噌をはじめとした和風調味料が減少し、洋風調味料が増加している。これは塩分摂取量云々ではなく、摂取量そのものが減少・増加しているのが要因と推測される。

先の記事にもあるように、理想食塩摂取量の目安は、日本人の場合には平均で男性10グラム・女性8グラムとされている。もちろん労働条件・運動量・年齢によって大きく異なるので、一概に「10グラム以上は絶対摂ったらダメ」というわけではない。ただ、健康を維持する一因として塩分の多量摂取はマイナスとなることに違いない。目安としては十分以上に役立つはずだ。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー