携帯電話経由で子育てママが一番買うものは「洋服」。子供向けのも高需要

2009/11/22 09:50

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子供服イメージマクロミルは2009年11月13日、子供を持つ20・30代の既婚女性を対象にした携帯電話の活用状況に関する調査結果を発表した。それによると調査母体において、携帯電話を使った通販サイトやオークションサイトで購入するものは、「衣料品」(子供服以外/子供服)がもっとも多いことが分かった。他に化粧品やバッグなど女性ならではの小物が上位についているが、子供向けの用品としては唯一「子供服」が上位についている。子供服のニーズは極めて大きいようである(【発表リリース】)。


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今調査は2009年11月5日から6日までの間に携帯電話を使ったインターネット経由で行われたもので、有効回答数は500人。対象は子供を持つ20-39歳の既婚女性で、年齢階層比は20-24歳・25-29歳・30-34歳・35-39歳で均等割り当て。

インターネット機能が備わったことで、携帯電話は比較的安価・容易にインターネットの世界にアクセスできる便利な「デジタル情報端末」としての立ち位置を確かなものとしつつある。高価なパソコンを購入して面倒な準備をしなくとも、購入・契約すれば即時インターネットの世界に飛び込めるわけだ。老若男女を問わず重宝されるのも理解できよう。

特にわざわざパソコンをスタートする必要もなく、即時アクセスできる点で、子育てで忙しい「子育てママ」には携帯電話は便利なツールといえる。そしてその携帯電話を経由してオークションや通販サイトで買い物をする頻度が高いことも【ネットショッピング、男はパソコン・女はケータイ】【女性はケータイでお買い物・ネットショッピングの利用デバイス動向を探る】など、他の調査機関の調査結果から明らかにされている。

それでは実際、子育てをしている母親たちは、携帯電話経由のショッピング・オークションでどんなものを購入しているのだろうか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったのは「衣料品(子供服以外)」で65.0%を占めていた。子を持つ母でもオシャレは忘れない。自分を着飾るためのアイテムとして、衣料品を携帯電話で探して購入ボタンを押す姿が容易に想像できる。

子育てママが携帯ショッピング・オークションで購入するもの(複数回答)
子育てママが携帯ショッピング・オークションで購入するもの(複数回答)

第3位の「バッグ・靴・小物」、第4位の「化粧品」など女性らしい、母親自身のための品々が並んでいる。このあたりの順位は未婚・既婚に関わらず女性で上位にくるものだ(【ケータイでモバイルショッピングサイトをよくチェックする人は49.6%】)。

「明らかに子供向けの商品」を赤く着色したが、「子供服」以外は押し並べて順位が低い。子供周りの商品は通販ではなく、実際に見て手で触って確かめたいという母心が働いているのかもしれない。一方で「子供服」は非常に高い値を示しているが、【CDや本、子ども用品など相次ぐ「ネット上の物々交換サイト」】でも紹介した子供服の物々交換サイト【MamaMarket】がいまだに盛況を博していることなどをみると、インターネットでのやりとりと「子供服」の相性はかなり良いようだ。

母親にとって子供服は、ある意味自分自身の服以上に大切なもの。そこには自分の分身たる子供を着飾らせるだけでなく、自分の愛情を表現する一手段ともなるからだ。子供の笑顔を見るためなら、携帯電話を一生懸命操作して少しでも似合う子供服を、と考えるのも無理はないのかもしれない。


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