シートベルト着用率は運転席で96.6%、後部座席ではまだ3割強

2009/11/15 18:11

シートベルトイメージ社団法人日本自動車連盟(JAF)と警察庁は2009年11月12日、2009年におけるシートベルト着用状況全国調査の定点観測結果を発表した。それによると、後部座席のシートベルト着用率をはじめ、運転席・助手席共に前年を上回る着用率を示していたことが明らかになった。JAF側では「後部座席での着用率は大幅な向上となったものの、運転者と助手席同乗者の着用率と比べるとまだ低い」とし、さらなる上昇のための活動を進めていくとしている(【発表リリース】)。

スポンサードリンク


今調査はシートベルト着用のさらなる促進を図ることを目的として毎年行われているもので、今年の分は2009年10月1日-14日の間、全国の一般道779か所・高速道路等104か所を対象に目視・聴き取りによって行われた。調査対象は営業用プレートの車両、外部に荷台を有する貨物車(軽四貨物)を除く車両で、確認の出来た着用免除事由該当者を除く運転者及び同乗者を対象にしている。対象者数は一般道で運転者30万人以上、高速道などで5万人以上など多数に及ぶ。

2002年以降の着用率について、一般道と高速道等それぞれにおける、運転席・助手席・後部座席それぞれの値の推移をグラフ化したのが次の図。

一般道におけるシートベルト着用率
一般道におけるシートベルト着用率

高速道等におけるシートベルト着用率
高速道等におけるシートベルト着用率

シートベルトの効用については以前【戦後の交通事故・負傷者・死亡者をグラフ化してみる】【シートベルトとエアバッグのデータをグラフ化してみる-「戦後の交通事故・負傷者・死亡者をグラフ化してみる」後日談】で触れた通りで、着用することで「確実に」交通事故による犠牲者が減ることが証明されている。関係者・団体による啓蒙活動などが功を奏し、少しずつ着用率は上昇しているが、いまだ100%には至っていない。

また2008年の改正道路交通法施行(後部座席も含めた全席シートベルト着用義務化)に伴い、後部座席においても着用率は2008年から急激に上昇を見せている。それでも高速道等で6割強・一般道では3割強と、前部座席と比べてまだまだ低く、さらなる啓蒙が必要とされている。

もう一つ、両グラフを見れば分かるのだが、全般的に高速道などにおける着用率の方が、一般道と比べて高い。これは高速道の方が運転速度が速く、その分事故の際のリスクが大きいため、運転者なども身構える・気をつける割合が高い事によるものと思われる。しかしながら一般道での走行速度でも、万一の際におけるシートベルトの着用の有無による「リスク」の差は非常に大きなものがある。

「普通の道路の速度なら、シートベルトをしなくても問題ないだろう」と油断することなく、「自動車に乗ったらまずは全員がシートベルト」を習慣とするよう、運転手も同乗者も皆、心がけてほしい。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー