男女の睡眠時間の転換年代「40代」について調べてみる

2009/11/16 07:21

先に【平均睡眠時間は6時間半程度。それでは男性と女性、どっちが良く寝てる?】で厚生労働省発表の「国民健康・栄養調査」の最新データ(2008年分)を元に、男女・年齢階層別の平均睡眠時間を算出、グラフ化した。結果としては「全平均では男性の方が良く寝ている」「年齢階層別では30代までが女性、50代以降は男性の方が良く寝ている」という傾向が見られ、40代がターニングポイントのような形になっていた。今回は果たしてこれが2008年だけに見られる現象なのか否かについて、調べてみることにする。

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「国民健康・栄養調査」は過去データについて、【こちらに一覧が掲載されている】。ただしこれは2003年分までのもの。それ以前は「国民栄養調査」という形で【こちらに一覧】が、1993年以前のものについては独立行政法人の国立健康・栄養研究所のサイト内の【こちらに】データが収録されている。

睡眠時間に関して2008年のデータと同じような設問がなされているのは2003年以降なので、2003年-2007年の分を2008年のと同じ方法でグラフ化する。要は時間区分において、中央値(5時間未満は4.5時間、9時間以上は9.5時間)を元にそれぞれの割合を乗じて累計し、性別・年齢階層別の平均睡眠時間を算出するというもの。その結果が次の図。

性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2008年分、再録)
性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2008年分、再録)

性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2007年分)
性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2007年分)

性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2006年分)
性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2006年分)

性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2005年分)
性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2005年分)

性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2004年分)
性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2004年分)

性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2003年分)
性別・年齢階層別平均睡眠時間(時間)(2003年分)

2007年以前のデータは「概要」ではなく「詳細」レベルで結果が出ており、年齢階層に「15-19歳」が加わっている。これらを見ると個々の区分の睡眠時間に違いはあるものの、

・10代は男性>女性
・20-30代は女性>男性
・40代以降は男性>女性

という関係が平均睡眠時間上になりたつことが分かる。

さて、理由についてだが、やはり分からないというのが正直なところ。色々調べてみたが、確定づけるようなものは無かった。仮にまったく逆の結果ならば、「20-30代女性は育児で忙しい人が多いから、必然的に睡眠不足になる」「40代以降は男性はキャリアを積んで多忙になるから寝る間も惜しくなる一方で、女性はある程度育児などから解放されて時間の余裕が取れるようになる」という仮説がたてられる。しかし実際には育児で忙しい年代の20-30代において、女性の方が睡眠時間が長い傾向が見て取れる。

あるいは10代もまた、40代以降と同じ傾向を見せているところから、「睡眠時間」という身体上の特徴においては、40代以降は男女ともに徐々に若年に退行しているのかもしれない。あるいは女性特有の「生理(的)現象」の有る無しが、睡眠時間の多少にかかわってくる可能性は否定できないが、今データだけではそれを裏付けるのは難しい。

ともあれ、事実として20-30代は女性、それ以外は男性の方が睡眠時間が長い傾向があることだけは確かなようだ。

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