多い? 少ない!? 朝食欠食率、20代男性は3割に

2009/11/15 08:30

厚生労働省は2009年11月9日、「2008年国民健康・栄養調査」の概要を発表した。それによると2008年において、朝食を欠食する人の割合は男女とも20代がもっとも多く、男性では3割に達していることが分かった。高齢層以外では女性よりも男性の方が「朝食抜き」の割合が多く、10代後半では2倍近い差が出ている(【発表リリース】)。

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今調査は2008年11月に無作為抽出した300単位区内の世帯及び当該世帯の1歳以上の世帯員に対して行われている。調査世帯数は3838世帯、各項目によって調査対象数は異なる(詳細は【こちらで確認を(PDF)】)。

朝食の欠食問題については以前から【朝食抜きが多いのは、若者・単身赴任、そして……!?】【朝食を 毎日とる人 約7割 割強は「朝食食べない」】をはじめ多数の記事で触れているが、一日の栄養バランスや健康状態の維持の事を考えると、非常に重要な問題といえる。【クッキングパパも「朝食、うまいゾ」!? めざましごはんキャンペーンで映像メディア展開】などで紹介もしているが、各省庁で朝食の欠食率を減らすキャンペーンも実施されているものの、劇的な効果を生みだしているという話は残念ながら耳にしない。

今調査における「朝食欠食」には単純に朝ごはんを食べなかっただけでなく、「菓子、果物、乳製品、嗜好飲料などの食品のみを食べた場合」「錠剤などによる栄養素の補給、栄養ドリンクのみの場合」も含まれるが、それを念頭においた上で次のグラフを確認してほしい。朝食欠食の割合を示したものだが、全体では10%強、男性は20代-40代・女性は20代-30代においてとりわけ多い事が分かる。

朝食欠食の状況(2008年)
朝食欠食の状況(2008年)

また、掲載は略する(具体的%データが無くグラフをおせないため)が年次推移を見ると「男性は全体では横ばい、15歳-19歳、30-40代で大きな上昇傾向」「女性は全体ではやや増加、30-40代と70歳以上で大きな上昇傾向」が見受けられる。

上記参照記事でも触れているが、20-30代、特に男性の「朝食欠食」が多いのは、ひとえに多忙によるところが大きい。独り暮らしをしている人も多く、出勤前のどたばたで朝食を作っている暇など無いということだ。お腹をすかせたまま午前の仕事をするのも効率が落ちるからとばかりに、サプリメントや栄養補充食品を口に放り込んだり、果物をかじって代用した場合も、今件では「朝食欠食」扱いとなるため、特に若年層では「まったく食べていないわけではないけれど欠食状態」判定されている人が少なからずいるものと思われる。

とはいえ上記リンクでも説明しているように、出来ることなら朝食もしっかりとしたものを食べた方が良い。時間が無い・手間をかけるのが面倒臭いという人でも、前夜に用意しておいて保存しておけば良いだけの話。いきなり毎日、というのは難しいかもしれないが、少しずつ「しっかりとした朝食を取る」生活習慣を身につけていくべきだろう。

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