ハイブリッド車の魅力と仕組みが45秒で分かる動画

2009/11/13 07:47

'Better Together' - Toyota Hybrid Synergy Driveイメージ数年前のガソリン代高騰と減税措置を受けて一挙に普及・知名度が加速したハイブリッド車。いくつかの仕組みの違いはあるが、大まかには「エンジン駆動とバッテリー駆動の両機構を備え、条件に応じて効率の良い方式で自動車を動かしていく」というもの。しかし言葉で教えられても「何それムズイ」と頭の中で火花がスパークし、理解しがたいと考えている人も少なからずいるはず。Coloribus.comで紹介されていた、[トヨタ自動車(7203)]がオーストラリアで展開したテレビCMは、そんな疑問符を持つ人にも45秒ほどで「ああ、なるほど」とイメージ的にハイブリッド車の理屈を理解できる内容のものだった。

スポンサードリンク



'Better Together' - Toyota Hybrid Synergy Drive。
'Better Together' - Toyota Hybrid Synergy Drive。

軽快なBGMと共に映し出される、社食で朝食を摂り、自分のデスクに向かい仕事をし、クライアントと握手を交わすという、どこにでもありそうなあるサラリーマンの朝方の風景。ポイントは映像の主人公たるサラリーマンが、日本でいうところの「二人羽織」状態になっていること。

朝食を摂るシーンだけを見ても、本人がトーストを取る間に「後ろの人」がジャムの瓶のフタを開けてナイフでジャムをすくい、巧みにトーストにジャムを塗っていく。一口トーストを口に含んだ後、すかさず「後ろの人」がトーストを受け取り、本人はカップに手を移す。自分の手で飲むと思いきや、「後ろの人」がカップを受け取り、本人は先ほど開けたジャムの瓶のフタを手にしてフタを元に戻す。その間に「後ろの人」はカップを本人の口に当てて飲ませる行動を取る。本人がフタを閉めて飲まされたコーヒー(?)に舌鼓を打っている最中に「後ろの人」は本人のネクタイを締め直し、朝食は終了。「後ろの人」は自分の腕時計を本人に見せて時間を確認させ、さあ仕事場に向けて出発、という次第。

「後ろの人」が書類を受け取るイメージ映像は一事が万事このような状態で、デスクに向かう途中、仕事のようす、クライアントと折衝する最中もすべて「二人羽織」状態が続く。二人の行動をよく見直すと分かるのだが、「ある行動をした後の、その行動自身とは関係の無い後始末的な行動」や、「メインで行っている作業とは別の副次的行動」(あごをかりかりとかく、同僚に声をかけられた時に手を上げて挨拶をする)などはほとんどが「後ろの人」が行い、本人は何のストレスも無く働いているのが分かる。

「後ろの人が色々やってくれているおかげで、本人は随分と楽そうだな」というイメージが沸くが、その後に「Petrol(ガソリン)」「Electric(電気)」と表示された二つのエンジンが映し出され、より大きな力・より少ない燃料・低公害のメッセージの後に両エンジンが合体。ハイブリッドエンジンが映し出されて「ハイブリッドエンジンとはこんな感じなのですよ」とアピールして映像は終わる。

実際にトヨタのプリウスなどが採用している「スプリット方式」と呼ばれるハイブリッド型エンジンの場合、発進時・低速走行時などガソリンエンジンでは燃費が悪い条件下では事前にバッテリーで蓄えた電気で走り、通常運転時にはガソリンエンジンの動力をそのまま走行に使いつつ、バッテリーに充電も行っていく。それぞれの特徴を活かして適材適所的な働きをするあたりは、まさに映像で本人と「後ろの人」がしている行動に他ならない。また、両者の連携プレーが出来てこそ効率化が図れるという観点でも、映像の内容は「ハイブリッド式」をうまく表現している。

「あくまでも概念論」ということで、少々実際の内容と比べれば荒い表現・理解になるかもしれない。しかし複雑な仕組みをシンプルに、多くの人に理解してもらうという意味で、非常に優れた演出といえるだろう。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー