新型インフルのワクチン・「接種したい人」と「接種すべき人」とのギャップとは

2009/11/13 07:47

ワクチンイメージ【カカクコム(2371)】は2009年11月12日、新型インフルエンザの対策状況に関するアンケート調査結果を発表した。それによると、新型インフルエンザのワクチン接種を望む人の割合は、高年齢ほど増加する傾向があることが分かった。10代と60歳以上を比較した場合、約2倍もの差が確認できている(【発表リリース】)。

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今調査は2009年10月22日から10月26日までの間にインターネット経由(価格.comID 登録ユーザー限定)で行われたもので、有効回答数は7274人。男女比は85.1対14.9で、年齢階層比は非公開。

新型インフルエンザ(インフルエンザA(H1N1))向けのワクチンもようやく接種が始まっているが、政治絡みの思惑で接種回数について混乱が続くなど、「大人の事情で子供の命が危険にさらされる」悪しき事例が繰り返される事態となっている。この新型インフルエンザワクチンについて、接種したいか否かを尋ねたところ、10代では11.3%・60歳以上では22.5%と、世代別にかなりの差が開く結果が出た。

世代別新型インフルエンザワクチン接種希望者割合
世代別新型インフルエンザワクチン接種希望者割合

まず驚くべきことは、調査母体の偏りにしては母体数が少ないのであまり想定できないものの、全体的な摂取希望率が低いこと。最も高い年齢層でも1/4に達していない。調査期間が半月前なのでほぼ直近の結果であるはずだが、これはあまりにも低すぎる。たまたまなのか、それとも接種意識が薄らいでいる結果が如実に表れているのか。現時点で高病原性では無く、重篤化などのリスクが季節性インフルエンザとさほど変わらない(特殊事例を除く)ことが広まっているのも一因かもしれない。

次に気になるのは、年齢階層別での希望率の割合。冒頭でも触れているが、一般的に年齢が上がるほど接種希望率が高い傾向がある。【東京都におけるインフルエンザ報告数をグラフ化してみる(2009年11月12日版)】にもあるように、新型インフルエンザは季節性インフルエンザ以上に、若年層ほど罹患する割合が高い実情があるのと合わせると、世代間ギャップ以外に「希望者と必要な人との間のギャップ」にも差が生じている感は否めない。

これを【コンビニ深夜規制論争、理由は「エコ」かそれとも「エゴ」か】にもあるような、高齢層におけるエゴイズムの結果、と断じるのにはやや材料が不足している。とはいえ、「必要であるはずの層」と「欲しいと考えている層」の間にギャップが生じている可能性は頭に入れておく必要があるだろう。

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