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「なぜブログをしているのか」「そこにブログがあるからだ」ではなく……

2009年11月13日

「なぜブログをしているのか」「そこにブログがあるからだ」ではなく……

2009年11月13日07:45

ブログイメージ先に【中高年はブログへ、若年層はツイッターへ!?】で説明をしているように、ブログを中心にデータを収集し分析を行い、ブログ対象の検索エンジンサービスを提供するTechnoratiは2009年10月19日から、最新のブログ事情を分析・統計した結果を発表するカンファレンス「State of the Blogosphere」の今年版の資料を逐次公開した(【State of the Blogosphere 2009】)。世界全体におけるブログの現状を、多数の視点から確認できる貴重なデータが豊富に盛り込まれている資料として、注目に値するものであることは間違いない。今記事ではその中から、「なぜブログをしているのか」について、その調査結果を見ていくことにする。

「State of the Blogosphere 2009」では市場調査会社Penn Schoen and Berland Associatesによって2828人のブロガー(ブログを書き込み、運営する人)を対象に2009年9月4日から23日にかけてインターネット経由で行われたもの(ちなみにアメリカだけではなく、全世界に対して行われている)。そのうち72%は自分の趣味などを目的にブログを行っている「自己満足派」。15%は自分の専門知識を披露して本職のサポートや宣伝に活用したり収入の一部を賄う「副業派」。9%は社内などで業務としてブログを展開する「業務派」。そして最後の4%は「プロのブロガー」。

今調査において複数回答で「なぜ(記事執筆・管理サイドとして)ブログをしているのか」について尋ねたところ、選択肢の中でもっとも多い回答が得られたのは「自分の趣味趣向について語るため」で71%に達していた。

なぜブログをしているのですか(複数回答)
なぜブログをしているのですか(複数回答)

情報の共有欲を
満たすための
ツールとしての
ブログの存在
ほぼ同数を占める「自分の専門知識や経験を他人と分かち合うため」も、語る内容の「自分の趣味趣向度」や「自分の語りサイドの要求の強さ」を別にすれば、ほぼ同じようなもの。要は「自分が興味あることについて自己表現をし、第三者に知ってほしい。そして出来れば他人と切磋琢磨したい」ということ。これは【「共存を」40.40%、「閲覧するだけなら抵抗感ナシ」45.14%〜動画投稿サイトの意識調査結果】の後半部分でも触れている、「情報の共有欲」に通じるところがある。第三位の「同じ趣味趣向を持つ人との触れあい・意思疎通を求めて」も、その観点では似たようなものである(それぞれ細かい部分で違いはあるが)。

これをブログ・管理人のタイプ別で見ると、それぞれの特徴が出ていて興味深い。

なぜブログをしているのですか(複数回答)(ブログ・管理者のタイプ別)
なぜブログをしているのですか(複数回答)(ブログ・管理者のタイプ別)

会社の命でブログをしている「業務派」は当然ながら働き先の企業での新規顧客が主な理由となる。一方、副収入を念頭においている「副業派」は、お金を稼ぐことが大きな課題。

注目すべきは「プロブロガー」の動機。「お金を稼ぐ・収入の補助」もそれなりに大きな値を見せているが、それ以上に「自分自身の仕事における新規顧客開拓」「自分の専門知識や経験を他人と分かち合うため」の値が、他のどのタイプよりも高い事。「プロブロガー」はブログ自身で稼ぎを得るのもさることながら、それ以上にブログを純粋なツールとして考え、それをきっかけに情報の共有で喜びを感じたり、自分の仕事高みに誘う機会を待ち望んでいるようだ。



ブロガーの立ち位置によりブログをする動機はそれぞれであり、そのことについてとやかく文句を言われる必要は無いし、是正を求められる心配もいらない。自分なりのモチベーション、魂を燃やすべき燃料がある限り、ブログを書き続け、運用し続けるべきだろう。

逆に、もし何らかの理由でブログを続けることに疑問符を頭に浮かべてしまうことがあれば、過去の自分のブログの記事を読み返しながら「自分は何でブログを書いているの?」と自問自答してみると良いだろう。始めた時の情熱がよみがえってくるかもしれないし、新たな「気付き」を得られることもあるに違いない。


■関連記事:
【「共存を」40.40%、「閲覧するだけなら抵抗感ナシ」45.14%〜動画投稿サイトの意識調査結果】




これらの書籍が参考になります

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