多過ぎず、少な過ぎずに摂ってます? 食塩目安以上は6割

2009/11/13 12:00

食塩イメージ厚生労働省は2009年11月9日、「2008年国民健康・栄養調査」の概要を発表した。それによると2008年における食塩の平均摂取量は1日あたり10.9グラムであることが分かった。男女別では男性の方が2グラム近く多く、高齢層になるとやや多めに摂取される傾向がある。また、この10年ほどのあいだには少しずつではあるものの、摂取量は減少傾向を見せていることが確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は2008年11月に無作為抽出した300単位区内の世帯及び当該世帯の1歳以上の世帯員に対して行われている。調査世帯数は3838世帯、各項目によって調査対象数は異なる(詳細は【こちらで確認を(PDF)】)。

食品に含まれる塩分の多くはナトリウムの量で表示されている。これを食塩(塩分)に換算する計算式は【ナトリウム 塩分量との関係を 正しく知ってる 人は5%】にもあるように「ナトリウム(mg)×2.54÷1000=塩分(g)」で算出できる。例えば「ナトリウム1000mg含有」なら、塩分相当量は2.54gとなる。

さてそれでは1日当たりの平均食塩摂取量はどれくらいだろうか。

平均食塩摂取量(1日あたり、グラム)
平均食塩摂取量(1日あたり、グラム)

食塩摂取量の平均値推移(1日当たり、グラム)
食塩摂取量の平均値推移(1日当たり、グラム)

平均的な食塩摂取量は10グラム強。男性の方が2グラムほど多く、これはどの年齢でも変わらない。力仕事をしている人が多いからだろうか。

またこの10年ほどの間には少しずつ塩分摂取量が減少する傾向があり、2001年から比較して男性で1グラム、女性で1.4グラムの減少が確認できる。減塩食が世間一般に広まりを見せていること、塩分の取りすぎが高血圧や内蔵(特に腎臓)の負担を大きくするなど健康には必ずしも良くないことが知られるようになり、過度の塩分摂取を控える動きが広まったのが原因と思われる。

食塩摂取量の目安だが、日本人の場合には平均で男性10グラム・女性8グラム未満が良いとされている。それでは実際、この目安を守れている人がどれくらいいるのか。

食塩摂取状態(目安量以上か未満か)
食塩摂取状態(目安量以上か未満か)

守れている人は約1/3、守れていない人は2/3に達するという計算になる。平均が男性11.9グラム・女性が10.1グラムであることからある程度想像はできるが、それでも厳しい結果には違いない。

食塩(塩分)は決して有害ではなく、身体の各種機能を助ける重要な役割を果たす。なんでもかんでも減塩減塩で、塩辛そうに見えるものすべてを避ける傾向は極端であるし、ナンセンスすらある。ただ「過ぎたるは及ばざるがごとし」の言葉にもあるように、適度な調整を心がけるのは悪い事ではない。

元より歳をとると味覚神経が鈍り、その分濃い味付けを求めるようになるため、結果的に食塩摂取量が多くなるという傾向がある(実際今調査結果でも高齢層の方が食塩摂取量が大きい)。特に中堅層以降の人は、もうちょっとだけ食塩・塩分について考えてみるのも良いかもしれない。

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