スレトスは若年層ほど溜まってる、定年退職ストレスもさらば

2009/11/12 17:39

若年層のストレスイメージ厚生労働省は2009年11月9日、「2008年国民健康・栄養調査」の概要を発表した。それによると否定的な意味での「ストレス」の感じ具合は一般的に男性・若年層ほど強い傾向にあることが分かった。年齢階層別にみると60代以降は急激にストレス値も減少しており、定年退職を迎え「仕事」というストレス要素が減ることが、この減少に起因しているようだ(【発表リリース】)。

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今調査は2008年11月に無作為抽出した300単位区内の世帯及び当該世帯の1歳以上の世帯員に対して行われている。調査世帯数は3838世帯、各項目によって調査対象数は異なる(詳細は【こちらで確認を(PDF)】)。

この一か月間にどの程度ストレス(文脈からマイナス的な意味でのストレス)を感じているかについて尋ねたところ、男女ともそれぞれ全体では過半数が程度は別にしても「感じていた」と答えている。

最近1ヶ月間にストレスを感じた者の割合(男性)
最近1ヶ月間にストレスを感じた者の割合(男性)

最近1ヶ月間にストレスを感じた者の割合(女性)
最近1ヶ月間にストレスを感じた者の割合(女性)

ぱっと見で分かるのは、50代くらいまでは2割前後の人が高レベルのストレス感を持つこと、50代以降になると急激に減少し、60代を超えると「まったく感じない」人が目立つようになるという状況。冒頭で触れた「定年退職を迎えてストレスの主要因ともいえる職場から離れ、ストレスを感じる機会が減った」以外に、「イライラしたって仕方がないさ」的な、人間としてある種の悟りを開きつつあるのかもしれない。

ただこのグラフでは差異がつかみにくいので、ストレス値を具体的に「まったくない」をゼロ、「あまりない」を1、「多少ある」を2、「大いにある」を3とし、それぞれの値と区分毎の割合をかけて各属性毎の絶対的ストレス値を算出した結果が次のグラフ。数字が大きいほど、ストレスを感じる度合いが大きいことになる。

年齢階層別ストレス値
年齢階層別ストレス値

このグラフからは「男性よりも女性の方がストレスを感じている」「20代から40代はビリビリストレスを感じているが、50代以降ストレスは減っていく」などの傾向がつかみとれる。

無用なストレスは身体にマイナス要因としかならない。【仕事中のストレスを軽減させる5つのシンプルな方法】をはじめストレス解消法は山ほど提示されているので、色々確かめて活用してほしい。

一方で適度なストレスは人生の糧にもなり刺激にもなる。定年退職後にやりがいを無くした高齢者が突然「老ける」という話はよく耳にするが、ストレス要因が無くなったのも一因として考えられる。「いじめられることを好きになろう」という妙な性癖を持て、というわけではないが、ある程度のプレッシャー・ストレスは気の張った生活を維持していくには欠かせない事も頭に入れておく必要があろう。

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