喫煙率、男性36.8%・女性9.1%…過去最低水準に

2009/11/11 06:33

厚生労働省は2009年11月9日、「2008年国民健康・栄養調査」の概要を発表した。それによると現在喫煙習慣がある人の割合は2008年時点で男性36.8%・女性9.1%となり、同資料の記録が残されている2003年以降では最低の値を示していることが分かった。過去の他の調査結果から類推しても、少なくとも男性においては、喫煙率は低下傾向を続けているようである(【発表リリース】)。

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今調査は2008年11月に無作為抽出した300単位区内の世帯及び当該世帯の1歳以上の世帯員に対して行われている。調査世帯数は3838世帯、各項目によって調査対象数は異なる(詳細は【こちらで確認を(PDF)】)。

今回発表されたデータによると、いわゆる喫煙者の割合は全体で21.8%、男性に限ると36.8%となった。2003年以降では漸減傾向にあり、この6年間に10ポイントの減少が見られる。

現在習慣的に喫煙している者の割合(20歳以上)
現在習慣的に喫煙している者の割合(20歳以上)

一方女性はこの数年間横ばいの傾向を見せていたが、2008年にはこちらも減少の気配が感じられる。これは成人識別IC カード「タスポ」の導入により、購入のハードルが高くなったことが要因の一つとして考えられる。

資料上には2003年分までのデータしかないが、【年齢別成人喫煙率をグラフ化してみる】にもあるようにJTのデータを見る限り、男性においては喫煙率の減少傾向は続いているようにも見える。

年齢階層別に喫煙率の動向を見たのが次のグラフ。

現在習慣的に喫煙している者の年次推移(男性)
現在習慣的に喫煙している者の年次推移(男性)

現在習慣的に喫煙している者の年次推移(女性)
現在習慣的に喫煙している者の年次推移(女性)

男性は40-44歳でやや増加しているのが気になるが、その他の年齢では押し並べて減少している。ところが女性では「20-24歳」「50-54歳」で大きく減少している一方、いわゆる中年層では増加する傾向が見られる。原因は不明だが、若年層と壮齢層の減少は健康志向から、中堅層の増加は生活におけるストレス増加を起因とするものだろうか。

他方、いわゆるヘビースモーカー(1日21本以上喫煙する人)の割合は、男性がほほすべての年齢で減少する一方、女性では20代・50代において増加の傾向を見せている。

現在習慣的に喫煙している者における1日に21本以上吸う者の割合(男性)
現在習慣的に喫煙している者における1日に21本以上吸う者の割合(男性)

現在習慣的に喫煙している者における1日に21本以上吸う者の割合(女性)
現在習慣的に喫煙している者における1日に21本以上吸う者の割合(女性)

特に女性においては、喫煙率とはまた違った傾向であり、判断が難しいところだ。あるいは40代女性は「にわか喫煙者」が増えた、ということなのだろうか。

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