ブログの世界的な平均アクセス数をグラフ化してみる

2009/11/05 04:50

アクセス解析イメージ先に【中高年はブログへ、若年層はツイッターへ!?】で説明をしているように、ブログを中心にデータを収集し分析をしたり、ブログを検索対象とする検索エンジンサービスを提供するTechnoratiは2009年10月19日から、最新のブログ事情を分析・統計した結果を発表するカンファレンス「State of the Blogosphere」の今年版の資料を公開した(State of the Blogosphere 2009)。世界全体におけるブログの現状を色々な視点から確認できる貴重なデータが豊富に盛り込まれている資料として注目に値する内容だが、今回はその中から、多くの人が気になるであろう現在の「ユニークアクセス数」「ページビュー数」に関するデータを見ていくことにする。

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「State of the Blogosphere 2009」では市場調査会社Penn Schoen and Berland Associatesによって2828人のブロガー(ブログを書き込み、運営する人)を対象に2009年9月4日から23日にかけてインターネット経由で行われたもの(ちなみにアメリカだけではなく、全世界に対して行われている)。そのうち72%は自分の趣味などを目的にブログを行っている「自己満足派」。15%は自分の専門知識を披露して本職のサポートや宣伝に活用したり収入の一部を賄う「副業派」。9%は社内などで業務としてブログを展開する「業務派」。そして最後の4%は「プロのブロガー」。

調査母体となったブロガーのうち、Google Analyticsなどのサードパーティーによるアクセス解析を用い、自分のブログのアクセス数をチェックする人に尋ねた結果が次のグラフ。

平均であなたのブログの月あたりのユニークアクセス数は?
平均であなたのブログの月あたりのユニークアクセス数は?

平均であなたのブログの月あたりのページビュー数は?
平均であなたのブログの月あたりのページビュー数は?

「ユニーク数」とは来訪者数で、「ページビュー数」とはページ閲覧数。例えば一人の人がブログに来訪して3ページを見まわしたら、「ユニーク数」は1、「ページビュー数」は3となる。アクセス解析サービスにより、「ユニーク数」の判定基準は異なるが、大体は1時間-半日くらいの間をおけば「別人」と扱われる(解析ツールによっては「30分以上何も他のアクションを起こさなかった場合には別人扱いする」など、もう少し細かい基準を持つところもある)。

理論上、個々のブログにおいてページビュー数がユニーク数を下回ることはあり得ないので、必然的に値の散らばり・偏り具合もページビュー数のグラフの方が、高い位置を示すことになる。

5万ページビュー超/月の
ブログは全体の9%
世間一般的には「ページビュー数」の方がブログのアクセス記録としては提示されやすいのでそちらを見ると、5000ページビュー/月以下のブログが全体の63%を占めている。約2/3のブログがこの領域に位置するわけだ。続いて5000-1万ページビュー/月・1万-5万ページビュー/月がそれぞれ12%。そして5万ページビュー超/月のブログは全体の9%でしかない。

これをブロガーおよび管理しているブログの性質毎に区分してみると、興味深い傾向が見られる。

平均であなたのブログの月あたりのユニークアクセス数は?(管理者・ブログのタイプ別)
平均であなたのブログの月あたりのユニークアクセス数は?(管理者・ブログのタイプ別)

平均であなたのブログの月あたりのページビュー数は?(管理者・ブログのタイプ別)
平均であなたのブログの月あたりのページビュー数は?(管理者・ブログのタイプ別)

まずざっと見で分かるのは、「自己満足派」と、「副業派」「業務派」「プロブロガー」における「ユニークアクセス数」・「ページビュー数」の分散の差異。「自己満足派」においてはユニークとページビューの間にあまり違いがないことから、個々のブログにおける「ユニークアクセス数」と「ページビュー数」の間にあまり違いがないことが想像できる。つまり、「目的のページを見て、さっと帰ってしまう人が多い」(いわゆる直帰率が高い)。一方「副業派」「業務派」「プロブロガー」は各数字毎の区分における分散が「ユニークアクセス数」と「ページビュー数」においてかなりの違いが見られるため、多かれ少なかれ「一度アクセスした人が複数ページを閲覧している可能性が高い」ことが推定できる。ブログの性質によって、このようなシンプルな違いが見られるわけだ。

また、ページビュー数のグラフに注力すると、「業務派」、つまり企業の命により企業のブログを運営している人のブログは5万/月までの層に集中している。個々の企業のブランド力により差異は出るが、大体はこの領域に収まってしまいということだろう。

ところが「副業派」「プロブロガー」のブログは、5万/月ページビューのブログも多く見受けられる。全体では9%に過ぎなかった「5万ページビュー超/月」の割合も、「副業派」は19%・「プロブロガー」は25%に達している。

一部にしても全部にしても、自分自身の(会社から任されたものでは無く)仕事としてしっかりと認識した上で、自己主張のために運営しているブロガーによるブログには、人を集める魅力が生成され、集客の裏付けとなる、ということなのだろう。

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