【更新】2009年9月度コンビニ売上高は5.6%のマイナス・晴れの日多くもタスポ効果終焉の影響は大きい

2009/10/21 07:07

日本フランチャイズチェーン協会は2009年10月20日、2009年9月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると9月は晴れの日が多く降水量が少なく、行楽需要もありおでんやおにぎりなどは好調に推移した。しかし低温地域が多くソフトドリンクが不調。さらに「タスポ効果による前年比プラス」期間が終了したこともあり、既存店ベースの売上高は前年同月比-5.6%となった([発表リリース、PDF])。

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今調査の概要は、今定期更新をしている記事のまとめページ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明が行われている。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は4か月連続のマイナス、全店は3か月連続のマイナス
・全店ベース……-2.9%
・既存店ベース…-5.6%

●店舗数
・+2.2%

●来店客数:既存店は3か月連続のマイナス、全店は2か月連続のプラス
・全店ベース……+0.1%
・既存店ベース…-2.8%

●平均客単価:既存店は10か月連続マイナス、全店も10か月連続マイナス
・全店ベース……-3.0%(564.9円)
・既存店ベース…-3.0%(558.3円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……-4.3%←おにぎり・おでん堅調のはずだが、数字としては弱め
・加工食品……-3.5%
・非食品………-1.4%←タスポ効果終了
・サービス……-0.5%
・合計…………-2.9%

※既存店……1年以上営業中の店舗

9月はシルバーウィーク期間の到来や各種コンビニでのキャンペーン効果もあり、おでんやおにぎりは比較的好調に推移した。一方で北日本から西日本にかけては上旬から中旬の気温は低く、ソフトドリンクなどは低調。そして先月に引き続き、一巡したタスポ効果の反動(売り上げが落ちるのではなく、前年同月比であまり差が出なくなるためかさ上げ効果が無くなる)もあり、大きなマイナスを見せることになった。客単価だけでなく来客数も既存店ペースで減少を見せており、「冬の時代」がやってきた感もある。

「タスポ特需」は終わり、
天候良好・連休もかさ上げには今一つ。
客単価に加え来店客数も減少へ。
客単価が継続してマイナスを見せて、さらに今回発表月では来客店数もマイナスを見せているのは気になるところ。お客側の節約志向、それに伴う商品単価の引き下げが少なからぬ影響しているものと思われる。

また、「おでんやおにぎりは好調」とリリースで言及されていたにも関わらず、該当項目の日配食品が前年同月比でマイナスを見せるなど、少なくとも「前年同月比」の視点ではかなり厳しい状況にあることが推定される(全項目でマイナスというのも珍しい)。

【ローソン、オリジナルデザートを新ブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」に統一】などでも触れているように、コンビニ各社では新たな集客ターゲットとして若年層、特に女性を狙っているようだが、まだ数字には表れていないようだ。【男はパン、女はお菓子-コンビニで最も買うもの調査結果】にもあるが、元々女性はコンビニでお菓子を買い求める傾向が強いだけに、うまい誘導が出来れば、中長期的な成果が期待できるのだが。

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