2009年10月20日
50年間の主要たばこの価格推移をグラフ化してみる
2009年10月20日05:06
先に【50年前の商品の価格を今の価格と比較してみる(日本編)】で、いくつかの主要商品における半世紀前と昨年の価格の変わり具合をグラフ化した。大きく値を上げているものもあれば、ほとんど価格に変わりがないもの、逆に下げているものもあり、大変興味深い内容といえる。このグラフの作成の際に、多彩な商品の価格推移なデータを取得できたので、これから折に触れて色々な、そして今後の記事構成に役立ちそうな(資料として使えそうな)ものをグラフ化してみることにする。まず今回は、たばこ価格の推移について。日本ではたばこは専売公社(現【JT(2914)】)の独占事業のため、複数社による競争価格ではなく、単一の価格の変動のみがデータとして用意されている。50年前から発売されているたばこのうち、ホープ・ピース・しんせい・ゴールデンバット、そして1960年に発売されたハイライトの計5種類について、価格の推移を見てみることにする。
主要データは以前の記事の通り総務省統計局における【小売物価統計調査 調査結果】から。ここから「主要品目の東京都区部小売価格(昭和25年〜平成17年)」を選び、2005年分までのデータを抽出。今年2009年はまだ終わっていないので、2008年が最新データとなるから、50年前の1958年(昭和33年)のデータを用いる。さらに今回は【小売物価統計調査年報 平成20年】にはデータが載っていない(全国区数字のため)、【e-Stat】から「小売物価統計調査」のキーワードで検索をかけて「年次データ」を探し、毎年分(2009年は9月分)のデータを抽出し、一覧に組み込んでいく。
このような工程で出来たのが次の図。せっかくなので50年前と現在の比較グラフも作ってみた。ちなみに今回の「たばこ」においては、計測の過程で商品内容が変更になったことはないので、データはそのままグラフに反映する。

50年間のたばこ価格の推移

1958年と2009年9月のたばこの価格比較(ハイライトは1961年〜)(単位:円)
今回挙げた5品目では「ピース」が一番価格上昇率が低いが、それでも皆3〜4倍程度に値を上げていることが分かる。また、1980年代後半から1990年代後半までの間はたばこ価格にほとんど変動が無かったこと、その時期以外はいずれの銘柄も一定期間毎に値上げを繰り返しているのが確認できる。
ひるがえって喫煙率の推移は【成人喫煙率、4人に1人を割り込む】にも掲載されている通り、データが存在する1965年以降男性は一律に減少、女性は若年層に若干上昇・中堅層以降は減少の傾向が見られる。銘柄の好き嫌いもあるので一概には言えないが、昔と比べて今は、女性若年層における「可処分所得中のたばこへの出費割合が増加している」のではないだろうか、そんな気がする。
■関連記事:
【50年前の商品の価格を今の価格と比較してみる(日本編)】
【成人喫煙率、4人に1人を割り込む】
これらの書籍が参考になります
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