男性より女性の方が婚活には消極的・理由は「一人が楽しい」「他に時間を使いたい」

2009/10/20 05:07

キャリアウーマンイメージ結婚情報サービス「O-net」を運営する楽天グループのオーネットは2009年9月14日、20代・30代の未婚女性に対する意識調査の結果を発表した。その調査母体においては現在交際相手がいない人が6割を超えていることはすでに【20代・30代の未婚女性、交際相手がいない割合増加中】でお伝えした通りだが、それらの人のうち「交際相手は欲しくない」と考えている人は4割近くに達しており、同条件下の男性よりも高い割合であることが分かった。さらに「交際相手は欲しいが何らかの努力をしている人」の割合も男性よりも女性の方が低く、女性の「守り」の姿勢が垣間見られる結果となっている(【発表リリース】)。

スポンサードリンク


今調査は楽天リサーチを使ったインターネット経由で行われたもので、調査期間は2009年9月3日から4日。対象は調査時点で20-39歳の結婚経験の無い女性で、有効回答数は900人。年齢階層は20代と30代で均等割り当て。

調査母体(つまり未婚の20-30代女性)に、交際相手が欲しいか否かについて尋ねたところ(「交際相手がいるがそれでもさらに追加の交際相手が欲しい」という稀有な事例の選択肢は無し)、女性では23.1%の人が「交際相手は欲しくない」と回答した。

交際相手がほしいと思うか
交際相手がほしいと思うか

グラフではほぼ同条件における男性の推移(6月調査)も併記したが、

・男女とも年齢階層における差異はほとんど見られない
・男性の方が女性よりも交際相手への願望、及び積極的行動の割合が高い
・女性の方が「交際相手は欲しくない」割合が高い

傾向が見られる。特に最後の項目から導かれる、「若年未婚女性は交際相手がいる割合が男性よりも高いが、同時に男性との交際を望まずにいる割合も男性より高い」という、両極端の状況が起きているのは注目に値すべき結果といえる。

女性は男性より、状況に達観している、あるいは「自分自身を守るあまり、異性にも過敏になっている」のだろうか。それを探れそうな設問が、次の「交際相手が欲しくない理由(「交際相手が欲しくない」との回答者のみ・複数回答・上位4項目)」

交際相手が欲しくない理由(女性・「交際相手が欲しくない」との回答者・複数回答・上位4項目)
交際相手が欲しくない理由(女性・「交際相手が欲しくない」との回答者・複数回答・上位4項目)

やりたいことが多いから
異性のことなど後回し!?
交際相手が欲しくない最大の理由は、20代も30代も「一人でいるのが楽しい」。昔と比べると色々と娯楽も増え、職業に関するハードルも低くなった。やりたいことが増えてくると、下手をすると自分を拘束しかねない交際・結婚は考えなくてもよい、という考えなのだろう(逆に考えれば、娯楽や情報の多種多様化・選択肢の拡大が婚姻率の低下の一因ともいえる)。第二位の「他に時間を使いたい」も突き詰めれば同じような事由だ。

第三位の「結婚したいと思わない」はなぜか30代の方が急激に増加する傾向を見せている。30代に限れば「他に時間を使いたい」を超えて第二位についている。これは「あきらめた」ということなのかもしれない。



【「本当の」少子化対策が急務であることがひとめで分かる図】などで、「真の少子化対策は、これから子供を生む若年層の環境を整備すべきだ」ということについて触れた。しかしその前提となる異性との交際・結婚において、少なくとも今調査では若年女性陣が「社会構造の変化に伴い『やってみたいこと』が増え、結婚(や子育て)までに気や時間が回らない」(表現を変えれば「自分という個を尊重し前面に押し出したい」)傾向を強めていることがうかがえる。

「真の少子化対策」を検討するならば、このような状況を十分考慮にいれる必要があるだろう。……果たしてどんな対策があるのだろうか。当方には残念ながら、今のところ「これだ!」と断言できる特効薬的な解決策を見出すことが出来ない。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー