先生が インフルエンザの流行で 心配する事 一体何だろ?

2009/10/16 12:00

心配する先生イメージgooリサーチを運営するNTTレゾナントは2009年10月15日、私立中学校・高等学校を対象にしたインフルエンザ発生時の連絡手段に関する緊急アンケート調査の結果を発表した。それによると、調査母体の学校において、今年の(新型)インフルエンザ流行でもっとも不安に感じていることは「若年層の重症化傾向による生徒の健康不安」で7割近い先生方が同意を示していた。一方で「家庭への連絡責任や教員の負担」など、現在医療現場で進行している問題点への懸念も少なくない(【発表リリース】)。

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今調査は2009年10月1日から8日にかけて全国の私立中学校・高等学校に対し調査票を郵送で送信し、記入後FAXで返信してもらう方式で行ったもので、有効回答数は220校。中学校5.5%・高等学校59.5%・中高一貫校など35.5%。なお各設問集計は、不明・無回答を除外した回投票で集計されている。

今年のインフルエンザ、事実上の新型インフルエンザ流行で不安に感じていることを複数回答で尋ねたところ、もっとも多い回答は「若年層の重症化傾向による生徒の健康不安」で68.1%の学校・教員側が感じていた。

今年のインフルエンザ流行で教員サイドが不安に感じていること(複数回答)
今年のインフルエンザ流行で教員サイドが不安に感じていること(複数回答)

元々選択肢が「その他」も含めて四つしかないのも一因だが、複数回答式であることを考えると、やはり多くの教員が生徒たちの健康に対する不安を切実に感じている状況が分かる。【東京都におけるインフルエンザ報告数をグラフ化してみる(2009年10月16日版)】にもあるように学校生活の特性上から感染者数は圧倒的に若年層が多い。さらに、新型インフルエンザ向けワクチンの接種優先順位からも理解できるように、若年層の方が重症化も含めた高リスク者であることを考えると、教員側の不安も理解できよう。

「新型インフル」という
突発的事態への対応で
教員側がオーバーワークに
なる可能性もある
生徒自身の集中力が欠けること、休みによる授業中断などによる学力の低下懸念もさることながら、学校から家庭への説明責任、及びその業務に携わることで教員の負担が増えてオーバーワークになってしまうことへの不安と懸念が多いのが気になる。実に6割近い教員が懸念を表明している。医療現場では【厚生労働省発表の新型インフルエンザ関連の最新資料を箇条書きにまとめてみる】でも触れているが、新型インフルエンザへの対応で多忙となり、通常の医療業務に支障が出る事態が全国で相次いでいる。似たような事態が教育機関でも起きる可能性は否定できない。

イレギュラー的事態なことを考えると、即時対応戦力を求めるのも難しい。教員に腕まくりをしてもらうのはもちろんだが、いわゆる「モンスターペアレンツ」的な行動を取り、結果として多くの他生徒にも迷惑をかけるような事は慎まねばならない。各家庭単位でも最大限の配慮と努力が求められよう。

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