【更新】金地金は中長期投資向けに取引される傾向か・田中貴金属2009年1月-9月の売買動向を発表

2009/10/16 07:06

金イメージ田中貴金属は2009年10月15日、同年1月から9月までの9か月間における投資用金地金・プラチナ地金の販売量と買取量の数値を発表した。それによると、昨年の同時期に比べて金の販売量は増加傾向にあるが買取量は減少し、中長期的な資産形成のために購入している人が多い傾向があることがあることが分かった。価格的には割高感の続く金ではあるが、今しばらくはこの傾向が継続しそうである([発表リリース])。

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リリースによれば2009年1-9月における平均金地金価格は2869円/グラム。昨年1年間の平均価格2937円よりは割安なものの、直前の3か月2008年10-12月期の平均2499円よりは回復を見せている。国際価格は1トロイオンス1000ドルを超える高値ぶりだが、日本では円高の影響を受けていることもあり、「それほど」高値には見えない感がある。

金(きん)の販売・買取量と金価格推移(量は2001年の販売量を100とした指数)
金(きん)の販売・買取量と金価格推移(量は2001年の販売量を100とした指数)

取引量を見ると、高値圏は続き買取量と比べて販売量が多い状態には違いないが、その差がここ数年の高値圏に沿った大きな開きではなく、むしろ高騰を見せた2005年のそれ(販売・買取にあまり差異が無い)に近い傾向を示している。今後3か月の動向で年間の数字を形成していくかまだ未知数だが、現状では一般投資家が金保有を短期的な利益目的ではなく、中長期的な資産形成目的で取引している様子がうかがえる。

先日も9月18日にIMF(国際通貨基金)が所有の金のうち403.3トン・保有量の1/8を放出することを決定したが、それでも価格には大きな変動は見られなかった。相対取引などが利用されたのも一因だが、同時に金に対する需要が旺盛であることを改めて感じさせる出来事には違いない。

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