環境対応型エアコン普及率は4割強、テレビはこの8年で4倍強も増加

2009/10/14 12:05

エアコンイメージ化成品・樹脂、繊維などを製造販売するクラレは2009年10月13日、主婦の新しい環境動向に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、現在所有している環境対応型の家庭製品でもっとも普及率が高いのは「エアコン」で4割強に達していることが分かった。「テレビ」もほぼ肩を並べるほどの値を示しているが、8年前と比べるとエアコンがほぼ変わらないのに対し、テレビは約4倍にも増加しているのが分かる。液晶テレビなど、技術の進歩が環境対応型製品の普及を推し進めた好例といえよう(【発表ページ】)。

スポンサードリンク


今調査は2009年8月にインターネット経由で関東一都三県・関西二府四県に住む主婦に対して行われたもので、有効回答数は500人。地域比は関東・関西で1対1、年齢階層比は20-40代、50歳以上の区分でほぼ均等割り当て。職業比は専業主婦298対会社・パートなど202。

最近は多くの家電で省エネをうたい文句とし、電力会社側も【ご家庭の エコ度を簡単 チェックしよう でんこの環境 家計簿サイトで】など積極的に情報開示を行い、省エネ家電への買い替えを促進している。技術は日々進歩するものだから、新しい機種が登場して少しでも省エネ化が進んだからといって、そのたびに新機種を購入したのではかえって資源の無駄遣いとなる矛盾もはらむが(笑)、買い替えの際に環境に配慮した商品を選ぶのは悪いことではない。

今調査では主要家電について、環境対応型を保有しているか否かについて尋ねているが、普及率としては「よく使い」「電力を相当量使う」というイメージが大きい「エアコン」がトップにつく結果となった。

所有している環境対応型家庭製品
所有している環境対応型家庭製品

「テレビ」「電気冷蔵庫」「電気掃除機」と、主要家電の多くが環境対応型に切り替わる様子が分かるが、特に注目したいのは「テレビ」。2001年時点ではわずか9.1%だったのが、2009年においては43.4%にまで増加している。これは冒頭でも触れたように、薄型液晶テレビをはじめ各種家庭用テレビの環境対応技術が進歩し、安価で手軽に対応機種が手に入るようになったのが主要因。やはり「エコにいいから」というだけでは普及には今一つインパクトが弱く、「コストが安く済む」という直接のアピールが効果的なのだろう。

それでは「これから」買い替え・購入したいものは何だろうか。

これから購入(買い替え)したい環境対応型の家庭製品
これから購入(買い替え)したい環境対応型の家庭製品

この8年間にエコ対応の家庭製品の進歩や普及度、家庭製品そのもののニーズの変化がうかがえるグラフといえる。先のグラフにもあるように所有率が上昇していることもあり、多くの項目で購入・買い替え意欲は8年前と比べて減少している。上位項目で唯一増えているのは「テレビ」だが、これは地デジへの切替や大型テレビの価格下落傾向が続いていることなど、買い替えの追い風が相変わらず強く吹いているのが要因だと思われる。

一方で「太陽光発電装置」など、比較的新しい民生技術の家庭製品は、まだニーズが低い。認知度が低いだけでなく、価格が割高なのがハードルとなっているのだろう。このままでは「価格が高いから買うのをあきらめる」「売れないから量産できず価格を下げられない」という悪循環が起きてしまいかねないのが気になるところ。ここは好循環に回転するまで、何らかの形で後押し(エコカーのような減税措置や補助金の制度)をダイナミックに行う施政が求められよう。

スポンサードリンク


関連記事



▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー