あなたが選ぶのは?……お金と時間、どちらを節約するか

2009/10/13 07:03

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天秤イメージマイボイスコムは2009年9月18日、消費に関する調査結果を発表した。それによると、調査母体においては「お金と時間、どちらを節約するか」という問いに対しては、圧倒的多数の人が「お金の節約のために時間をかける」と答えていた。不景気感が強まる中で、「時は金なり」よりも「時よりも金なり」という考えが浸透しているのかもしれない(【発表リリース】)。


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今調査は2009年9月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万4139人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代34%・40代30%・50歳以上20%など。

例えば掃除や送迎サービスなどの作業代行サービスは「自分が時間をかけてやらねばならないことを、他人にやってもらうことで対価としての代金を支払う」と表現することができる。外食の利用やお弁当・惣菜の購入も「自分で料理をする代わりに、他人が調理した料理を買い、食材調達や料理の時間を節約する」という具合に、「お金を払って時間(と手間)を節約する」ことになる。逆に「スーパーで先着100名まで卵1パック50円のセールスに朝から並ぶ」行為は「お金の節約のために時間をかける」と解説できる。

このような「時間とお金、どちらを節約するか」を考えさせられる行為の選択について、主にどのような判断基準を持つか、択一で尋ねたところ、「お金を優先」、つまり「お金の節約のために時間をかける」という人が過半数に達していた。

お金と時間どちらを節約するか
お金と時間どちらを節約するか

冒頭でも触れたが「時は金なり」という言葉にもあるように、時間は時としてお金と同等、あるいはそれ以上の価値を持つ場合がある。判断基準は人それぞれ・場合によって多種多様だが、全般的な流れとしては「時間よりもお金を重要視する」という方向に傾いていると判断した方がよさそうだ。

お金は譲渡できるが時間は譲渡できない。価値判断基準が「時間>お金」ならば他人になり変わって時間を消費して作業を実施し、対価を受け取るという「サービス業」が成り立ち、発展する。しかし「お金>時間」だからといって、「他人になり変わってお金を蓄積する作業を実施し、時間を代わりに受け取る」ビジネスは存在しえない。

発想の転換次第ではありそうな気もするが、今記事の主旨では無いので割愛する。あるいはそこに、新しいビジネスが埋もれているような気もするが……。


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