【更新】退職金の平均額は1600万円……100万円未満は2割、5000万円以上も3%強

2009/10/12 08:00

退職金イメージクロスマーケティングは2009年4月13日、シニア層(高齢層)の資産調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、夫婦の退職金合計額(予想・確定)は平均で1600万円台であることが分かった。ただし金額層別で見ると「100万円未満」の回答率がもっとも多く2割を超えていること、総資産額別で見ると資産総額が大きい人ほど退職金総額も大きい傾向があるなど、退職金の金額においても個々のケースで大きな隔たりがあることが確認できる([発表リリース、PDF])。

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今調査は2009年3月18日から19日の間にインターネット経由で50-64歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1200人。男女比は1対1で、年齢階層比は50-54歳・55-59歳・60-64歳で均等割り当て。

回答者本人と配偶者の退職金の合計について、まだ受け取っていない人は予想額・すでに受け取った人は実額を尋ねたところ、もっとも多い回答層は「100万円未満」で21.7%、次いで「1500-1999万円」の11.8%だった。ただし「仕事をしていない(=退職金が無い)」「答えたくない」は除外してある。

あなたと配偶者の退職金の合計額はいくら位になる?(予想・確定)
あなたと配偶者の退職金の合計額はいくら位になる?(予想・確定)

「100万円未満」を除けばきれいな山型が形成されており、「1500-2500万円」がボリュームゾーンであることが分かる。同時に「退職金をほとんどもらえない層」が一定数存在することも改めて認識できる。

これを現在の資産総額別に区分してグラフを作り直すと、さらに「差」がはっきりと分かる。

あなたと配偶者の退職金の合計額はいくら位になる?(予想・確定)(資産総額別)
あなたと配偶者の退職金の合計額はいくら位になる?(予想・確定)(資産総額別)

・資産総額が低いほど退職金額も低い。
・資産総額が2500万円以上の層では退職金が3000万円以上の人が一定数存在する。

「たくさんの退職金をもらったので資産総額が大きくなった」のか、「多額の退職金をもらえるような職についているので、日頃からの手取り・蓄財も大きくなり、資産総額も大きいのか」、今調査結果からだけでは判断はできないが、少なくとも「資産総額と退職金額との間には比例関係がある」と見てよさそうだ。

なお今調査結果は「退職金をまだもらっていない人(=退職金で資産総額がかさ上げされていない)」「退職金をもうもらった人(=退職金で資産総額がかさ上げされている)」人が混じっているので多少のぶれが生じるかもしれないが、あえて掲載データを元に資産総額別の平均退職金額を算出する(各項目の中央値を利用)すると次のようになる。

平均退職金額(世帯単位、万円、総資産額階層別)
平均退職金額(世帯単位、万円、総資産額階層別)

「それなりの会社に勤めていれば退職金は3-4千万円くらいはもえらるのでは?」というイメージが世間一般にあるかもしれないが、現実はかなり厳しいようだ。

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