自動車インベーダーとミニサイズな町並み!? 注目度満点なテレビCMたち

2009/10/09 12:00

Alfa Romeo Mito - Space InvadersイメージテレビCMにしても屋外広告にしても、「注目されれば何でもアリ」と論ずる人がいるが、当方(不破)はそれを良しとしない。注目された上で、楽しい・面白い・気持ち良いなどのポジティブな気持ち・勧賞の想いが視聴者側に無く、単に驚かせ注目されるだけの演出で創られたものだと、広告が伝えようとしているメッセージに対してネガティブな感覚が残り、かえってマイナス効果を生みだしてしまうものと考えている。今回は、その観点では「間違いなくプラスの効果を生み出せるよね」と思える海外のテレビCMを2つほど紹介しよう。いずれも広告関連の情報集約サイトCOLORIBUSで新たに掲載された、Ads Archive / TV, Cinema, Viral, Online adsカテゴリの作品である。

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Alfa Romeo Mito - Space Invaders。
Alfa Romeo Mito - Space Invaders。。

カナダの【Spy Films】が作成した、新型車両「アルファロルオ・ミト(Mito)」のCM。実車については【こちら(Carview.co.jp)】が詳しい。小型で小回りが利き、軽快な走りをする同車の性能を、インベーダーゲームに例える形で演出している。あの狭いビルの屋上で苦労することも無く旋回を続け、ライトから発射されるレーザーで次々とインベーダーならぬドラム缶などの敵を倒していく姿は、見ているだけで爽快感を満喫できる。

自動車好きならその走行感を、子供ならゲームのようなノリを楽しみ、自動車そのものへの関心をかきたててくれるはず。わずか45秒ではあるが、「ミト」の性能を垣間見せてくれる、素晴らしいCMだ。ちなみに実車両にはビーム砲は装備されていないので、念のため。


National Australia Bank | Little Wonders。
National Australia Bank | Little Wonders。

もう一つはオーストラリアに位置するナショナル・オーストラリア銀行の宣伝CM。かの有名なシドニーオペラハウスの模型を横切る船のシーンに始まり、オーストラリアの名所や街中の情景を精密に作り上げた模型が、まるで本物のように映し出されていく。……というのがひっかけで、実はこれ、【おもちゃの世界のような情景がオモシロいユニクロのブログパーツ「ユニクロカレンダー」】などでも紹介した、特殊レンズを用いて本物の情景を模型のように見せる方法で撮影された、本物のオーストラリアの情景。

実際の情景が模型のように見えるシーンを次々と映し出し、「あなたが住まう世界は、今もっと小さなものになりました」との言葉で、自分が今見ている動画の意味を知らされる(模型のように見える町並み=世界が小さくなる)。そして「なぜなら、私たちが今までに倍する数のATMを設置したからです」というメッセージを加え、「なるほど」という気付きを視聴者に提供する仕組み。要はATMをたくさん設置して便宜性を高めたため、人々の行動が活性化され、結果として世界そのものが小さくなったイコール行動範囲が広まったというわけだ。



いずれも長さとしては45秒と、ぼーっとしているとあっという間に過ぎ去ってしまう間の映像に過ぎない。しかしそこに秘められたメッセージは奥深く、そして見ている人を楽しませる仕組みが盛り込まれている。創り手の想いが胸に刻まれ、ちょっと得した気分にもなれる。こんなテレビCMなら、誰だって大歓迎に違いない。

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