世界の「一日当たりの収入人口地図」で国毎の裕福さを比較してみる

2009/10/09 07:38

「一日当たりの収入人口地図」イメージ先に【人の集まり具合が見る見る分かる地図】で、イギリス中部にあるSheffield大学のDorling氏とアメリカのMichigan大学のHennig氏作成による、【WORLD MAPPER】の一つ、【Worldmapper Population Atlas】を紹介した。「WORLD MAPPER」では他にも色々な視点から人口を区分し、その大小を視覚的に見せる地図を披露している。色々確認した上で、「これは紹介した方が良いな」と思ったものを今回お見せすることにした。具体的には【世界の収入人口地図】である。

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この地図は、米ドルベースで一日の収入を1ドル未満、2ドル未満、10ドル未満、10-20ドル、20-50ドル、50-100ドル、100-200ドル、200ドル超で区分。それぞれの区分にあてはまる人口を国毎に算出し、その数で各国の大きさを伸縮させている。例えばその国で「1日の収入が1ドル未満」の人が山ほどいれば、「1ドル未満」の表示では大きく国の形が描かれるというわけだ。

今地図は注意書きで「著作権表示をすれば(悪意の無い限り)ダウンロードして自由に使っても良い」とあるので、当サイトサーバーに設置して利用させてもらうことにした。


世界の「一日当たりの収入人口地図」

地図の下には「Less than $1 a day」(1日1ドル未満)、「Less than 21 a day」(1日2ドル未満)などのように、段々と収入区分が増えていく形でカウントが行われる。それと共に、世界地図上の各国が対応する人口数に沿って伸縮していく。はじめの「1ドル」「2ドル」あたりではインドや中国、アフリカ諸国が大きいが、段々カウントが進むとそれらの国々が小さくなり、次第に南米や北半球の先進諸国が肥大化していくのが分かる。

1ドル未満
1ドル未満

意外……というか改めて気がつかされるのが、アメリカ合衆国の高所得者の多さ。日本やヨーロッパあたりは50ドル-100ドルあたりで肥大化から縮小に入るのに対し(日本の方がやや縮小化が早い)、アメリカはその後も膨張する一方。最終区分の200ドル以上になると、まるで寒さで羽毛を膨らませた鳥のような形になる。米ドルベースで各国の数字を計算しているので、あるいはアメリカにやや有利な部分があるのかもしれないが、それにしてもかの国の人たちがいかに個人ベースで多くの収入を得ていることか。

200ドル以上
200ドル以上

ちなみに「米ドルベース」という観点では中国など一部の国で固定相場・一部固定相場制を導入しているため、収入区分がそのまま他国とは連動しているとは言い切れない場合がある(その点では、例えば「ビックマック指数」なども考慮に入れた方がよいのかもしれない)。それでも概要を知るには十分な世界地図であることに違いはあるまい。


(c) Copyright 2006 SASI Group (University of Sheffield) and Mark Newman (University of Michigan).

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