【更新】寄付先の選択理由のトップは「募金が確実に支援に使われている」こと

2009/10/09 07:34

募金活動イメージヤフーバリューインサイトは2009年10月7日、募金・寄付行為に関する調査結果を発表した。それによると、寄付先の選択においては、「寄付金が確実に支援に使われている」ことがもっとも重要視されており、過半数の人が重要だと考えていることが分かった。「自分が支援したい分野であること」や「実績」よりも、まずは「自分の寄付の気持ちがしっかりと寄付したい対象に伝わるか」の点が気になるのだろう([発表リリース])。

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今調査は2009年7月31日から8月3日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1で、年齢階層比は10-40代と50歳以上で均等割り当て。

税金や商品の対価ではない以上、募金・寄付金はその行為を行う側が自由意思で選択できる。いくら相手が頼んできても、自分が寄付をしたい対象で無いと考えれば、しなければ良いだけの話。それでは寄付を行う相手の選択において、どのような点が重視されるのだろうか。もっとも多くの人が同意を示したのは、「寄付金が確実に支援に使われている」で50.6%に達していた。

寄付先選択における重視ポイント(複数回答)
寄付先選択における重視ポイント(複数回答)

寄付をする人が直接対象に手渡せればそれがベストなのだろうが、それが出来ないからこそ寄付を統括するグループや団体、イベントなどへの寄付を行うわけであるし、統括団体なども寄付のハードルをできるだけ低くするために活動をしている。善意を対象に手渡すためのかけ橋の役割を果たす、崇高な活動なわけだ。

ところが残念ながら、中には寄付者の気持ちが具象化した「寄付金」の大部分を運営費という名目で懐にしまいこんでしまったり、仲間内の企業に手数料・経費という形で分け与え、肝心の「語られた寄付先」にはほんの数%しか渡らないという場合も見受けられる。「啓蒙運動のために使うのであり、困っている人への直接支援にはほとんど募金は渡らない」ことをほとんど公示せずに募金を募るというパターンや、それを半ばビジネス化するところも出てくるほど。

そのような話が相次いで伝えられるに及び、「寄付金が確実に支援に使われる」への回答者が増えているのだろう。

その他3割を超える回答には「支援したい分野の活動」「実績」「信頼感・親しみを感じる」が並んでいる。「支援したい分野の活動」は、出来ることなら自分が応援したい分野を実際に少しでも支援したいという気持ちの表れであり、当然といえば当然。「実績」「信頼感・親しみを感じる」は、最上位の項目同様に、「信頼できる相手に、自分の『気持ち』を仲介してほしい」という想いによるもの。

募金・寄付をする人がその判断を的確に行えるよう、各団体・グループにはせめて、ガラス張りの情報開示をして欲しいものである。

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