ローソンの「プレミアムロールケーキ」

2009/10/03 15:32

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ローソンの「プレミアムロールケーキ」イメージGarbage Shot」第百十四回。今回は[ローソン(2651)]が先日(2009年9月29日)から発売した、スイーツ新ブランド新ブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」の「プレミアムロールケーキ」。「驚きの商品開発プロジェクト」シリーズでは第三弾の商品となる(参考記事:【巻かないロールケーキ!? ローソン、驚きのデザート「プレミアムロールケーキ」9月29日から発売】【ローソン、オリジナルデザートを新ブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」に統一】)。


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今回はいつも利用している自宅近所のローソン某店ではなく、別件の用事があって足を運んだ練馬駅そばのローソンで商品調達。店舗入口には新ブランド「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」ののれんがかけられ、中に入るといつもスイーツが置かれている冷蔵ケースはブランド専用のコーナーが作られ、ブランド名が入った洋菓子がぎっしり。

入口にかけられた「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」ののれん
入口にかけられた「Uchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)」ののれん

スイーツコーナーはブランドマーク付の商品でぎっしり
スイーツコーナーはブランドマーク付の商品でぎっしり

早速購入してみた……のだが、当方がムサイ男性だったせいもあり、リリースに掲載されていた「専用お持ち帰りバッグ」に入れてはもらえなかった。ごく普通のビニール袋。少々残念。

それはともかく、自宅に戻り、早速袋から商品を取り出してみる。

プレミアムロールケーキ
プレミアムロールケーキ

スペック(笑)は、重量が正味75グラム、厚さ25ミリ・直径95ミリ。カロリーが227Kcal、脂質18.5グラム、ナトリウム36mg。製造元は【コスモフーズ】【商品一覧】を見ると、どうやらクリーム系の洋菓子を得意とする会社のようだ。

袋を開けて中身を取り出すと、容器の中にさらに薄いビニール製のカップが用意されており、その中にくだんの「プレミアムロールケーキ」が鎮座してる。

100均やスーパーなどで普通に売っているロールケーキは、あくまでもスポンジケーキがメイン。クリームは巻かれたケーキの間に入っている「つなぎ」のようなイメージでしかない。しかしこの「プレミアムロールケーキ」はロールケーキと表現するより、「スポンジケーキで包んだ生クリーム」という言い回しの方がしっくりくる。


プレミアムロールケーキを上と下から眺めてみる
プレミアムロールケーキを上と下から眺めてみる

念のため下からのぞいてみたが、底までぎっしりとクリームが詰まっている。

肝心の味わい。これがまた素晴らしい。「牛乳から作った3種類のクリームを混合した純生クリームを開発」「なめらかな口あたりの生乳感たっぷりのクリーム」と豪語しているだけあり、クリームの舌触りがタダものでは無い。そのきめ細やかさと柔らかさはちょっと配慮を欠いて触れると、音もたてず崩れてしまうような、そんな繊細さすら感じられるもの。

それでいて口の中でとろりと溶けていくうちに広がる優しい甘さは、やはり柔らかさが絶妙なスポンジケーキ生地のふわふわさと相まって、ロールケーキに対する考え方を一変させてくれるに値する。恥ずかしながら当方自身は高級洋菓子店で洋菓子を口にしたことが無いのだが、確かにこれは「驚きの商品」に他ならない。


こんな感じでスプーンですくって食べるわけだ
こんな感じでスプーンですくって食べるわけだ

価格が150円と、ボリュームに対してやや高めなのも納得がいくというもの。量を重視する傾向のある男性にはあまり好まれないかもしれないが、女性にはきっと気に入る人も多いことだろう。



昨今の大手コンビニを見ると、今回の「プレミアムロールケーキ」をはじめ、各社コンビニ大手とも次々に「小腹を満たす程度のカワイイサイズ、それでいて見た目も美しく興味をそそり、しかも美味しそうなスイーツ」の新商品を発売・展開しているように見受けられる。これまでも逐次スイーツは新しい商品が登場していたのだが、昨今のペースはこれまでにないスピードのものだ。

ローソンのUchi Cafe' SWEETS(ウチカフェスイーツ)コーナーイメージ先の記事でも少し触れているが、昨年の成人識別ICカード「タスポ」関連特需で男性層の集客に成功したコンビニは、次の集客テーマを追い求めている。この「テーマ」として、「スイーツ好きな女性」(若年-中堅女性)をターゲットとしてとらえたのではないか、そんな気がしてならない。お弁当のサイズも小型化したものが増え、一緒にスイーツを買ってもらうためのセールス、「ついでにスイーツも」ではなく「このスイーツのために」な来客パターンを求めての商品展開。そう考えれば、昨今の「コンビニ・スイーツ攻勢」も説明がつく。

これから各社はどのようなスイーツを提供してくるのだろうか。期待に応えるだけの魅力を持つ商品の登場に期待したい。


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