【更新】2009年8月度外食産業売上はマイナス3.6%・天候不順が主要因か、和風の客数減少止まらず

2009/09/30 12:00

日本フードサービス協会は2009年9月25日、協会会員会社を対象とした外食産業の市場動向調査における2009年8月度の調査結果を発表した。それによると総合売り上げは前年同月比でマイナス3.6%となり、3か月連続のマイナスとなった。雨天日数や平均気温など数字的なデータは昨年とほぼ変わらないものの、日照時間が少なめだったことによる心理的影響や、高速道路の値下げに伴う帰省客の増加で、近場の外食産業利用が減ったのもマイナス要因に挙げられると協会側では分析している([発表リリース])。

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今調査はファストフードやファミレス、パブレストランや居酒屋、ディナーレストラン、喫茶店などを対象に行われたもので、対象数は事業者数が166、店舗数は28852店舗。やはり今月も前月同様、事業社数が少なからぬ減少を見せている。整理統合が進んでいるということだろうか。

全業態すべてを合わせた8月度売り上げ状況は、前年同月比で96.4%と前年同月を3.6%下回り、先月に続きマイナスを見せることになった。今年2月を底に3月(まだマイナスだが幅が小さい)・4月(プラスに転じる)・5月(プラスを維持)と確実に回復の動きを見せていた売上だが、先月・先々月同様お天道様にはかなわなかった。

業態別では相変わらずファストフードが「比較的」堅調。ただし稼ぎ頭のめん類、そして「その他」部門が全体をけん引しているだけで、洋風・和風共に下げを記録している。まためん類は相変わらず店舗数も大幅に増加を続けており、飽和状態が懸念される。

ファミレス部門は、先月同様和風の落ち込みがツラいレベルに。客単価の下げ以上に、客数が大きく減っているのが原因。中華は店舗数が大幅に減少する中、客数や客単価の下落を最小限にとどめており、ファミレス分野では比較的健闘しているように見える。

全店データ
全店データ

ファストフードはめん類が続伸。
「回転寿司」などが伸びたのは帰省?
「洋風」はキャンペーン効果一巡などで
和風は客数減少が止まらない。
今月は成長株のファストフード洋風部門が売上でマイナスを記録し、状況の厳しさを改めて認識させる結果となった。もっとも8月は帰省の度合いが高くなったこと、そして月後半は選挙で去年とは違った動向が見えたことなどが、マイナスに拍車をかけたものと思われる。「持ち帰り米飯/回転寿司」の客数がやや伸びているのは、帰省先でちょっとしたごちそうをとばかりに寿司などに出かけるパターンが多かったからだろうか。

他産業の苦境と比較すればファストフードはまだ安定している範囲に収まっているが、ファミリーレストラン、特に和風部門は昨今の「外食離れ」の影響を大きく受けているように見える。今後しばらくは景気動向に関して慎重な姿勢をとらねばならない状況を考えると、ファミレス部門は早急に改善策を推し進めていく必要があるだろう。

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